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KAWSのブロンズ作品がロックフェラーセンターに出現

高さ約5.5メートル、ブルックリン美術館の展覧会と連動

Shaye Weaver
テキスト:
Shaye Weaver
Editor, Time Out New York
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今、ニューヨークのロックフェラーセンターへ行くと、新しい「大きな」友達が迎えてくれる。センター内の主要ビルの一つである30 Rockの前に、人気ストリートアーティスト、KAWSが制作した高さ約5.5メートルのブロンズ作品が置かれているのだ。

『SHARE』と題されたこの彫刻は、『COMPANION』と『BFF』という2つの作品が一つになったもの。

プレスリリースでは「(この彫刻は)友人や家族による癒やしやケアを求めているように見える。それらは、修復感を得るために皆が欲しいと思っているものでしょう」と説明されている。まさに『SHARE』は、我々の多くが最近感じている気持ちを表現しているといえるだろう。

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今回のロックフェラーセンターでの作品設置は、KAWSが現在ブルックリン美術館で行っている大規模な展覧会『KAWS: WHAT PARTY』と連動したもの。

同美術館のシェルビー・ホワイト&レオン・レヴィ・ディレクターのアン・パステルナークは「KAWSの生き生きとした芸術的ビジョンと爆発的な創造性は、現代の感情に力強く語りかけ、美術館を訪れる多くの人々の共感を呼んでいます。センターに設置される新しい記念碑的作品が、さらに多くの人々に喜びとインスピレーションをもたらすことを期待しています」とコメントを発表。

また、ロックフェラーセンターを運営するティシュマン・スペイヤーのマネージングディレクターであるEBケリーは、「KAWSの作品は、親しみやすく様式化されたものでありながら、期待を裏切るものです。センターの夏のアートシーズンを『SHARE』が締めくくることは、ニューヨークの異なる文化、スタイル、エネルギーを対比させるという私たちの取り組みを完璧に象徴しています」と述べている。

『SHARE』の展示は、2021年10月8日(金)まで。

原文はこちら

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