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環境に配慮した場所を訪れたり、飛行機の代わりに鉄道を利用したりと、より持続可能な旅を心がけている人は増えている。その必要性はますます高まっているだろう。オーバーツーリズムに苦しむ観光地が山ほどあり、そうした場所では自然や地元の人々の暮らしが保全されているか留意することが大切だからだ。
では、どこへ旅行するのがいいのか。トリップアドバイザーが2024年1月上旬に発表した「Travelers' Choice」のサステナビリティカテゴリーが、そのヒントの一つとなる。
同社は、サステナビリティ評価指標プログラムなどを推進している団体「Global Destination Sustainability Movement(以下、GDSM)」と提携。GDSMが選出した上位100位の観光地におけるホテル、レストラン、体験の持続可能性への取り組みを綿密に調査し、「世界で最も持続可能な観光地」ランキングを作成した。
観光による影響を最小限に抑えるために、最も努力している都市はどこだろうか。
第1位はデンマークの首都コペンハーゲンとなった。この都市は美しい公園で知られ、自転車文化では事実上、ヨーロッパの首都でもある。ロンドンでの中心市街地の歩行者天国化はコペンハーゲンからヒントを得たものだ。
2位はスウェーデンのストックホルム、3位はフランスのボルドー。ヨーロッパで最も緑豊かな国であるノルウェーの首都オスロは、7位に入った。
トップ10は以下の通り。上位10位中、実に8位をヨーロッパが占めるという結果になった。
世界で最も持続可能な観光地 トップ10
(トリップアドバイザー)
1. コペンハーゲン(デンマーク)
2. ストックホルム(スウェーデン)
3. ボルドー(フランス)
4. ヘルシンキ(フィンランド)
5. シンガポール
6. メルボルン(オーストラリア)
7. オスロ(ノルウェー)
8. ブリュッセル(ベルギー)
9. ゴールウェイ(アイルランド)
10. ベルファスト(イギリス)
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『Revealed: the world’s most sustainable destinations in 2024(原文)』
『「サステナブルな旅」では不十分? 現状維持よりも高い目標を掲げるべき理由』
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