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ここ数年、生活費はどこもかしこも上がっている。その中で、財布のひもが最もきつく引っ張られている場所はどこだろうか。
半年ごとに世界の都市の生活費指数ランキングを発表しているオンラインデータベースのNumbeoが、2024年の中間ランキングを発表した。
同社は食料品の価格、レストランでの食事代、地域の購買力といった要素を評価。全てのデータを集計して総合的な生活費を算出している。
その結果、生活費指数の総合得点が最も高いのは101.7点で、スイスのジュネーブとなった。100.4点の僅差で2位に入ったのが、同じスイスのチューリッヒ。どちらも特に食料品とレストランの料金が高いという。
3位はニューヨークで、サンフランシスコとボストンが続いた。このように上位でアメリカの都市が目立つが、この生活費指数には家賃指数が含まれていない。家賃を含めると、アメリカの都市がもっとランキングに影響してくる。
家賃を考慮した場合、この指数で基準都市となっているニューヨークが100点で1位となる。ジュネーブは81.5点で3位だった。つまり、支出全体でいうと、ジュネーブはニューヨークに住むより18.5%安くなるが、食料品などの特定の要素が高いわけだ。一方、家賃はわずか59.6点で、その点でははるかに安くなる。
家賃が安かろうが悪かろうが、安く住める場所を探しているのなら、アメリカとスイスは候補の上位に挙げるべきではなさそうだ。
ランキングのトップ10は、以下の通り。
2024年 世界で最も生活費の高い都市 トップ10
(Numbeo社)
1. ジュネーブ
2. チューリッヒ
3. ニューヨーク
4. サンフランシスコ
5. ボストン
6. レイキャビク
7.ワシントンD.C.
8. シアトル
9. ロサンゼルス
10. シカゴ
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