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世界には手頃な生活費を求めて海外移住する人もいれば(特にデジタルノマド生活を送る人)、キャリアを追い求めて世界で最も物価の高い都市に移住する人もいるが、いずれにしても人々は新たな可能性のために生活する場所を変えるものだといえるだろう。
しかし、海外で働く人にとってどの都市が最も生活コストが高くなるのだろうか? 多国籍コンサルティング企業であるマーサーが、それを把握するための調査を行い、「2024年 世界生計費調査-都市ランキング」を発表した。
その結果、1位になったのは香港。同地は、3連続でその座を維持している。2位はシンガポールで、スイスの4都市(チューリッヒ、ジュネーブ、バーゼル、ベルン)が3〜6位までを占めた。ロンドンは、ランクを9つ上げてトップ10入り。東京は昨年の19位から大幅ダウンし、49位となった。
この調査は世界226都市の交通費、食費、衣服費、娯楽費など200の要因の分析に基づいたもの。マーサーによると、中でも住宅価格とインフレが生活費上昇の最も大きな要因になっているという。
トップ10までのランキングは以下の通り。
2024年 世界生計費調査-都市ランキング
(マーサー)
1. 香港
2. シンガポール
3. チューリッヒ(スイス)
4. ジュネーブ(スイス)
5. バーゼル(スイス)
6. ベルン(スイス)
7. ニューヨーク(アメリカ)
8. ロンドン(イギリス)
9. ナッソー(バハマ)
10. ロサンゼルス(アメリカ)
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