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横浜市にある「曹洞宗大本山總持寺(そうとうしゅうだいほんざんそうじじ)」(以下、總持寺)は、全国に約1万5000の寺院と1200万人の檀信徒を有する仏教寺院だ。
2024年は曹洞宗の大本山でもある總持寺の、700回大遠忌に当たる年。大遠忌とは祖師や、大本山の発展に深く関わった祖師の法要のことで、2024年10月15日(火)まで執り行われる。これまで、大遠忌に合わせて總持寺の開祖である瑩山禅師の教えを多くの人々に触れてもらおうという、さまざまな取り組みが実施されてきた。
5月12日(日)に開催されるのが日本全8カ所、海外4カ所を中継でつなぐ、世界最大規模の「座禅」だ。同企画は2023年から全国6カ所の寺院を巡って開催されてきた体験型イベント、「Zen in One」の集大成でもある。
Zen in Oneは、人種や性別、 年齢や国籍、宗教や宗派を超えて「座禅」を通し、全員が一つになるという思いを込めたプロジェクト 。各地を巡りながらゲストを迎え、座禅体験や「法話・クイズステージ」などを実施してきた。
座禅はメイン会場となる總持寺を起点に、福井県の大本山永平寺や北海道の定光寺のほか、ハワイにある両大本山布哇別院正法寺、カリフォルニア州にある両大本山北米別院禅宗寺などの寺院で同時開催。参加者は、1200人を予想しているという。
また脳生理学者の有田秀穂、元サッカー日本代表の中澤佑二、ミュージシャンのGOMAがゲストとして参加。専門的な知見から、座禅が「心と身体」に与える力をひもとくトークセッションを実施する。
現在、海外を含む12の会場で一般参加者を募集中だ。全国の寺院とつながりながら参禅してみたいという人は、公式ウェブサイトを確認しよう。
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