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ワークライフバランスは、人が住み、働く国の文化に左右されることが多い。休日や自由時間に寛容な国もあれば、厳格な国もある。例えば、最近ギリシャが「週6日制」を導入したのを知っているだろうか。
世界各国の仕事に対する多様な考え方を理解するため、人事業務などのプラットフォームを提供するRemote社は「第2回 グローバルワークライフバランス指数調査」を実施した。同社が調べたのは国内総生産(GDP)上位60カ国の最低賃金、病気休暇、産休、医療、公共の幸福、LGBTQ+の包括性といった要素。各国の「ワークライフバランス」を100点満点で採点し、その結果をランキングで発表している。
80.76点でトップとなったのはニュージーランド。2023年の調査でも1位を獲得した同国は、特に最低賃金の高さと、32日という年休の多さが評価された。
2位はアイルランド。法定傷病手当金の導入により、2023年の調査から19ランクも順位を上げた。それに続いたのが、同点でデンマークとベルギーとなった。
興味深いのが、労働時間が平均より大幅に下回るドイツの順位だ。最近の別の調査では、ヨーロッパで最もワークライフバランスに優れた国に選ばれていたが、この調査では6位にとどまった。
また、日本はアジアの国の中ではトップだが、全体では24位だった。
10位までのランキングは以下の通り。詳しい調査レポートは、Remoteの公式ウェブサイトで読める。
世界で最もワークライフバランスが取れている国
(Remote社)
1. ニュージーランド
2. アイルランド
3. デンマーク、ベルギー
5. カナダ
6. ドイツ
7. フィンランド
8. オーストラリア
9. ノルウェー
10. スペイン
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