映画で名演技を見せた犬に送られる「パルム・ドッグ賞」が決定

カンヌ国際映画祭の「パルム・ドッグ賞」は、23年の歴史を持ち、映画祭の期間中に「ワンちゃん」による最高のパフォーマンスをたたえてきた。いつもトップクラスの俳優犬たちが集まる賞の発表イベントは、映画祭の中でもハイライトの一つ。2023年に受賞した「落下の解剖学」のメッシが、ハリウッドの映画賞シーズンのアイコンになったことは記憶に新しい。

新作に向けて台本を熟読し、ミーティングを受けていると思われるメッシの賞レースへの参加はなかったが、今年も才能ある犬たちが、さまざまな作品で称賛を受けるべき見事な演技を披露。2024年5月24日、その中から栄えある受賞犬たちが発表された。

2024年のパルム・ドッグ賞を家に持ち帰り、おそらく庭に埋めた大勝利者は、グリフォン種のコディ。レティシア・ドッシュが監督したスイス・フランス合作コメディー作品「Dog on Trial」（原題）で、弁護人であるドッシュと心を通わせて裁判に挑むアグレッシブな犬、コスモスを演じた。

一方、審査員賞は、グァン・フーが監督した中国映画「Black Dog」のシンが獲得した。「共演」は、台湾のスーパースターであるエディ・ポン。彼が演じるのは、オリンピックを前に故郷の野良犬を取り締まるパトロール隊の一員で、次第に愛嬌（あいきょう）たっぷりの雑種犬に心を奪われていくという物語が展開される。ゴビ砂漠を走る彼のバイクのサイドカーに乗り、存在感を発揮しているのがシンだ。

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