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ナイアガラの滝の旧水力発電トンネルが観光施設として新オープン

水面近くから絶景が楽しめる展望台も設置

Erika Mailman
テキスト:
Erika Mailman
翻訳::
Time Out Tokyo Editors
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涼しくて、暗くて、少し不気味……。CNNによると、そんなトンネルがアメリカ・ナイアガラの滝の真下にオープンした。ここを通り抜ける時は、壁がたわむのではないかとひるみながらも、かつて行われていた水力発電を思って、きっとわくわくするだろう。

Niagara Parks Power Station
Niagara Parks Power Station

長さは2200フィート(約670メートル)のこのトンネルは、滝のカナダ側の地下180フィート(約55メートル)に位置する。建設されたのは1905年で、2006年まではナイアガラパークス発電所の一部だった。同発電所は、カナダ滝から来る大量の水で巨大な発電機を動かし、周辺地域に電力を供給。近くにある都市、バッファローが「光の街」の異名を取るきっかけにもなった。当時、トンネルを流れる水は、総量が7万1000ガロン(32万2772リットル)、速さが毎秒約30フィートに達したこともあったという。

そんな歴史あるトンネルが、観光施設として生まれ変わり、2022年夏から一般公開されている。

訪れた人がまず見学するのが、地上にある旧発電所の空間と、そこで行われている臨場感あふれる展示だ。その後、映画「チャーリーとチョコレート工場」のチャーリーと同じように、素晴らしいガラスのエレベーターで下階に降りてトンネルを通り抜けると、展望台に出る。そこからは、まるでボートに乗っているかのように、水面近くから滝をパノラマビューで見上げることができるという。

この体験は、ナイアガラパークス発電所の入場料に含まれている。所要時間は、約2時間。オプション料金で追加できる、発電所のガイドツアー(ただし、トンネルはセルフツアー)もある。

Niagara Parks Power Station
Niagara Parks Power Station

また発電所内では、3Dプロジェクションとインタラクティブな照明、音楽を組み合わせた「Currents」という音と光のナイトショーも見られる。公式ウェブサイトはショーについて、「発電機のあるフロアにそびえるタービンの間を歩き、あなたの動きに反応して動く映像と光を楽しみながら、ナイアガラの電力に関する物語に触れることができるもの」と説明している。

ナイアガラの滝には、ハネムーンを兼ねて訪れる人が多い。滝の水が勢いよく押し出される様子は感動的で、言葉では言い表せないほどだからだろう。まさに、人生のクライマックスにふさわしい場所なのである。

SNS映えする「滝のイルミネーション」も必見だ。毎日夕暮れ時、滝が色とりどりのライトで照らされ、まばゆいばかりの効果を生み出す。5分間の光のショーで表現されるのは、オーロラ、朝日、夕日、虹など、自然のモチーフだ。イルミネーションのスケジュールは公式ウェブサイトで確認できる。

Niagara Parks Power Station
Niagara Parks Power Station

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A tunnel under Niagara Falls is now open to visitors after more than a century(原文)

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