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世界中の多くの都市が素晴らしい公共交通網を誇っている。しかし、街を本当に感じたいのであれば、歩くのが一番だろう。土地の空気に浸り、建物をきちんと見て回ると、あまり知られていない小さなスポットを発見することもあるかもしれない。
ただ都市によって、徒歩が向いてない場合もある。そこで、オーストラリアの保険会社であるCompare the Market Australia社が最近発表したランキングがヒントになるだろう。
同社は、世界各都市の平均降水量、ウォーキングコースの数、安全性、公共交通機関のコスト、車のない場所など、さまざまな要素を評価。最も歩きやすい都市を決定した。
その結果、「世界で最も歩きやすい都市」の栄冠に輝いたのはドイツのミュンヘン。評価されたのは、同市の歩行者に優しい市街地、高い安全性、そして140万キロメートルに及ぶ自転車専用道路だ。
2位はイタリアのミラノ。自転車専用道路はミュンヘンよりも長く、190万キロメートルもある。3位は、人口の74%が1キロメートル以内に車の通らない場所に住んでいるというポーランドのワルシャワだった。
ランキングには、ほかの大陸を抑えてヨーロッパから9都市がにランクイン。しかし唯一、日本の東京が6位に食い込んでいる。これは、264ものウォーキングコース(次点はヘルシンキの116)があることが、評価された結果といえる。10位までは以下の通りだ。
世界で最も歩きやすい都市 2024(Compare the Market Australia社)
1. ミュンヘン(ドイツ)
2. ミラノ(イタリア)
3. ワルシャワ(ポーランド)
4. ヘルシンキ(フィンランド)
5. パリ(フランス)
6. 東京(日本)
7. マドリード(スペイン)
8. オスロ(ノルウェー)
9. コペンハーゲン(デンマーク)
10. アムステルダム(オランダ)
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