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2022年9月、『誕生50周年記念 ベルサイユのばら展ーベルばらは永遠にー』展が六本木ヒルズの東京シティビューで開催。少女漫画の歴史を変えた作品の原画をはじめ、同作の宝塚歌劇上演時に使われた小道具や衣装など、さまざまな切り口から作品の魅力を展開する。
連載当時、24歳の池田理代子が描き上げた不朽の名作
『ベルサイユのばら』(通称「ベルばら」)は、1972年4月から1973年12月まで少女漫画雑誌『週刊マーガレット』(現『マーガレット』)に連載された作品。フランス革命を舞台に、悲劇の女王、マリー・アントワネットとその周囲のキャラクターを描いた歴史ドラマは、当時「少女漫画で歴史ものは当たらない」とされていた常識を覆し、異例の大ヒットを呼んだ。
本展では、連載スタート時に弱冠24歳であった池田理代子が執筆中に抱いた思いや言葉を交えながら、貴重な原画を公開。マリー・アントワネットと、「男装の麗人」として多くのファンをとりこにしたキャラクター、オスカルの2人に焦点を当て紹介する。
宝塚歌劇のコーナーでは、劇中で作られた「オスカルの部屋」を再現するほか、きらびやかな舞台衣装や小道具を展示。漫画やテレビアニメの懐かしいグッズなど、ファン垂ぜんの展覧会が予想される。
開催に当たり、池田は「50年とははるか昔のことのようではありますが」と前置きをしながら、「『ベルサイユのばら』という作品が親から子へ、そして孫へと読み継がれているという、連載中にはとても想像できなかった夢のような幸福を与えられ、作者としては全てに感謝したい気持ちです」とコメントを寄せた。
展示は9月17日(土)~11月20日(日)、六本木ヒルズ森タワー52階の東京シティビューで開催。
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