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2021年6月1日、東京都知事の小池百合子は、東京2020オリンピック・パラリンピックの会場である都立代々木公園を、警察や消防の職員への新型コロナウイルス感染症のワクチン接種会場として使用することを発表した。代々木公園は当初、東京五輪のライブサイト会場として予定されていた。
共同通信によれば、オリンピックとパラリンピックの期間中にライブサイトとなるかは不透明で、接種センターとしてどのように運営されていくかなども含め、現在のところ詳細は公表されていない。
東京都はライブサイト会場に当初5つの会場を予定していたが、その後都立代々木公園と都立井の頭恩賜公園の2つにまで削られた。都立代々木公園での観戦には樹木の剪定(せんてい)など公園の環境を変える可能性があり、一時的なイベントのために景観を損ねる必要性に疑問を呈し、反対する意見もあった。
警察、消防職員への接種会場としては旧築地市場跡が6月8日(火)から予定されていたものの、同市場跡は東京五輪の車両基地に使用される予定で、接種会場としては6月末までしか使用できない。この状況を受けて、別の会場選定が検討されており、代々木公園が候補に浮上した形だ。
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