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アメリカのテネシー州に拠点を置く、防音に特化した情報サイト、Sound Proof Prosが行ったノイズについての調査によると、食事中の「クチャクチャ」と聞こえる大きな咀嚼(そしゃく)音が、人を最もイラつかせることが分かった。
同調査は200人のアメリカ人に対して実施。研究者は、犬のほえ声、赤ちゃんの泣き声、指の関節をポキッと鳴らすなど、日常で出くわす音について、聞く前と後で調査参加者の心拍数と血圧が、どう変化するかをモニターした。規模は大きくはないが、インパクトのある調査といえるだろう。
不快な音のトップに選ばれた大きな咀嚼音は、参加者平均の心拍数を135回/分に上昇させた。これは安静時心拍数(毎分60回から100回)と比べ68%高い数値だ。2位は、カトラリーが皿をこする音。参加者平均で心拍数は130回/分、血圧は130/88(正常な血圧は120/80)を記録した。
不快な音(つまり、避けるべき音)トップ10は以下の通り。
人が最も不快に思う音(Sound Proof Pros)
- 大きな咀嚼音(135回 136/94)
- カトラリーが皿に擦れる音(130回 130/88)
- 指の関節を鳴らす音(120回 132/89)
- せき払いの音(109回 129/84)
- 犬の鳴き声(102回 127/84)
- 鼻をかむ音、すする音 (101回 126/85)
- 舌を唇の間に挟んで出す振動音 (99回 125/83)
- 人がキスをする音 98回 (125/82)
- げっぷの音 95回(124/80)
- 赤ちゃんの鳴き声 94回(122/8)
※()は、調査参加者が音を聞いた時の平均心拍数と血圧
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