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世界には、一度は訪れてみたい美しい場所がたくさんある。「第45回ユネスコ世界遺産委員会」の決定により、文化遺産33件と自然遺産9件の合計42件が新たに世界遺産として登録されることが決定した。これを受けて旅行会社の「エクスプロア・ワールドワイド」が、その中でも最も魅力的な世界遺産のランキングを発表している。
古代都市から国立公園、タージ・マハルや自由の女神まで、世界遺産が作り出す絶景はたくさんある。では、最も美しい場所はどのようにして選ばれたのだろうか?
同ランキングは、最も知名度の高い全6大陸、52カ所のユネスコ世界遺産を候補に選出。人の瞳孔を検知し、 その人が何を見ているかをリアルタイムに追跡するセンサー技術「アイトラッキングテクノロジー」を使い、参加者一人一人が各名所に滞在した際の「平均視線滞留時間」を算出した。その結果、どの名所が最も長い時間注視されたのかが判明したという。
測定結果によると、最も美しいユネスコ世界遺産はイギリス・ウェールズのポントカサステ水路橋と運河であることが分かり、参加者の平均視線滞留時間は31秒間だったという。第2位に選出されたのは、カナディアン・ロッキー山脈自然公園群だ。氷河や滝、洞窟、そして手付かずの雄大な山々は、ハイカーやスキーヤー、野生動物愛好家に人気がある。
ブラジルのリオデジャネイロは、街の活気と自然の景観から、世界で3番目に魅力的な世界遺産にランクされている。山々やビーチと、広大な街のコントラストが印象的なことが、この街が人目を引く理由だろう。そして、リオを見下ろす救世主キリストの壮大さは圧巻だ。
10位には京都の「古都京都の文化財」がランクイン。古都京都の文化財とは、京都府京都市、宇治市、滋賀県大津市にある17カ所の寺社のことで、1994年に世界遺産に認定されている。
ランキングの結果は以下の通りだ。
1. ポントカサルテ水道橋と運河(イギリス/ウェールズ)
2. カナディアン・ロッキー山脈公園群(カナダ)
3. リオデジャネイロ 山と海の間のカリオカの風景(ブラジル)
4. プリトヴィッツェ湖群国立公園(クロアチア)、マロティ・ドラケンスバーグ公園(南アフリカ)
5. モザンビーク島(モザンビーク)
6. 古代都市シギリヤ(スリランカ)
7. アンコールワット(カンボジア) 、オアハカ歴史地区とモンテ・アルバン遺跡(メキシコ)
8. セイルグ・ミチル(アイルランド)
9. ペトラ(ヨルダン)
10. 古都京都の文化財(日本/京都市、宇治市、大津市)
タイムアウトワールドワイド『Revealed: the most beautiful Unesco World Heritage Sites』を参考に一部編集
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