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大麻に関する博物館の建設が正式に決定したようだ。ラスベガスのクラブオーナーだったロバート・フレイが、ソーホーのハワード通り沿いの427 Broadwayに位置する建物を10年間の契約で借りることになったと、不動産情報メディアであるThe Real Dealが報じている。
同サイトによると、博物館の名称は「The House of Cannabis」(略して「THCNYC」)。うまくいけば、2022年秋までに稼働する予定だそうだ。
3階フロアにわたるギャラリースペースでは、来場者を飽きさせないよう大麻の歴史に関する企画展を開催。展示にはLEDライトショーや4Dアスペクトなど、テクノロジー駆使したデザイン要素も盛り込まれるという。最上階はイベントスペースとして機能し、大麻についてのプログラム、特に社会正義に関するレクチャーが行われる予定だ。
「(大麻で)刑務所に入るべきでない市民がたくさんいるので、彼らの話をしたい」と、フレイはThe Real Dealに語っている。
はっきり書いておくが、ニューヨークでは大麻が合法化されたが、この施設ではいかなる種類の大麻も、販売や提供はされない。ここは大麻を歴史的に探求する場なのである。フレイは博物館を「大麻フリー」に保つという決断についてThe Real Dealに次のように述べている。
「もし大麻に触れたら、あなたがこの博物館ですることが制限されることになります。また、私たちは誰かの競争相手にはなりたくありません。私たちは全てのディスペンサリーに協力したいと思っているのです。施設を利用してブランドを立ち上げるなど、彼らの助けになることであれば何でもいいと思っています」
現時点では、大麻写真家のクリス・ロメイン、香り作家のヴィクトリーヌ・デイッチ、照明デザイナーのカルロス・ハノが、空間や制作や展示に協力することが決定しているそうだ。
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