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2021年2月でオープン1周年となるホットドッグ&シェイク ベルズは、ネオンサインやピンクの壁がスタイリッシュなホットドッグスタンドだ。
ベジミートや宗教上の制約が少ないチキンソーセージのホットドッグや、ビーガン仕様のシェイクなどがあり、バックボーンに捉われず、あらゆる層がフラットに楽しめる。通常は朝4時まで営業し、飲食業界の人がプライベートで立ち寄る店として知られているスポットだ。
緊急事態宣言下で営業時間は短縮しているが、今ならではの楽しみをスタートさせた。なんと大衆居酒屋、真心(しんしん)として、週末は昼飲みができるのだ。『ポテサラ』や『マカロニサラダ』『松前漬けヤッコ』『もやし炒め』『山椒枝豆』など、なじみのある居酒屋メニューのほとんどが380円。
からしだけで食べるしっかりした味付けの『自家製餃子』や『黒酢スブタ』など、本格中華メニューもある。『牛ロースステーキ』『厚切り豚グリル』などのメインも充実し、期間限定居酒屋の概念を軽々と超えている。
特筆すべきなのが、モンサンミッシェル風のふわふわスフレオムレツやラタトゥイユ、アラビアータなどのフレンチやイタリアンも食べられるということ。それもそのはず、経営者二人のバックボーンはワインバルやフレンチやイタリアンの経験者。『烏賊×とろろ昆布SPYCYペペロンチーノ』や『豚角煮の濃厚カルボナーラ』などの創作パスタは、酒のつまみにしたくなる。
もちろん、いつものホットドッグメニューも注文できるので、シメに選ぶのもおすすめだ。
コールスローやマッシュポテトはビーガン対応がされ、ジャンクフード欲を満たしてくれるパンチのある一皿。動物性の食材を避けたいなら、居酒屋メニューを選ぶ時も相談してみよう。べジタリアンも、酒好きも、食いしん坊ならば誰をも受け入れてくれる懐の深い期間限定の真心。真の異文化交流がかないそうな、今行くべき大衆居酒屋だ。
なお、2021年3月7日(日)までは、土・日曜、祝日のみの営業(12~20時)のため、注意してほしい。
テキスト:間庭典子
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