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時に厳しくもある野生動物の世界を捉えたドキュメンタリー写真は、もちろん素晴らしい。しかし、明るい気分になれる気軽な動物写真が好みであれば、くすっと笑ってしまう動物写真を表彰するアワード『Comedy Wildlife Photography Awards』の2021年候補作品を見てみるのはどうだろう。
このアワードは2015年に創設。公募で集められ審査を通過した候補作品の中から、いくつかあるカテゴリー賞や一般の人の投票で決まる『ピープルズチョイス賞』のほか、最優秀作品が選出される。今年の候補も、強引なカワウソの子育てから満面の笑みを浮かべる虫まで、奇妙で素晴らしい自然界の一瞬を切り取り、面白おかしく「解釈」した作品ばかりだ。
ハイライトの一つは、クレメンス・ギナードが撮影した歌っているようなヒヒの写真だろう。ギナードによると、このヒヒはあくびをしている最中だったが、毛並みも非常に良く、ステージ上で「オーディエンスを喜ばせ、テノールソロを始める準備ができている」かのように見えたという。確かに魅力的だ。
ピープルズチョイス賞の投票締切は2021年10月12日(火)。最優秀作品を含む各賞は、22日(金)に発表される予定。候補作品の中から、我々のお気に入りをいくつか紹介する。
強引なカワウソの親
遊び心のあるアヒルの子
けんか腰のプレーリードッグ
当惑したペリカン
感動しているムツゴロウ
秋のキジバト
かゆくてたまらないクマの子
親切なペンギン
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