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スペインのバルセロナに訪れたことがあれば、建築家アントニ・ガウディがデザインした、サグラダ・ファミリアはもう見ているだろう。しかし、彼が設計した建物に「宿泊」したことはあるだろうか?
2021年7月、ガウディの最初の代表作であるカサ・ビセンスに特別に宿泊できる機会が、Airbnbで提供されることになった。しかも、料金は1ユーロ(約132円)。ガウディの建物を観光客なしで間近に見られる、またとないチャンスといえるだろう。
バルセロナにあるカサ・ビセンスは、地元家族のための豪華な夏の別荘として、1880年代に建てられた。当時の常識を完全に打ち破った建築スタイルである、アール・ヌーヴォー運動初期の建物の一つとして広く知られ、ムーア風や新古典主義といったスタイル、有機的なフォルムの見事なブレンドが特徴的。改装を経て、近年はガウディのユニークなスタイルを紹介する博物館として公開されている。
宿泊しながら、この素晴らしい建築をじっくり眺められるという機会が設けられるのは、カサ・ビセンスの130年以上にもなる歴史の中でも、初めてのこと。滞在中にゲストが楽しめるのは、邸内の見学、ダイニングルームでのガウディをイメージした食事、豪華なスモーキングルームでの夜のアルコールサービスなど。寝る場所は、ガウディ自身が装飾したビセンス家のマスターベッドルーム。翌朝はプライベートガーデンで贅沢な地中海料理の朝食に舌鼓を打つことができる。
カサ・ビセンスでゲストを迎え入れるエミリーは、「お客さまに、ガウディが自然のオアシスとして設計したこの家を体験していただけることをうれしく思っています」と語っている。
予約の受け付けはairbnb.com/gaudiで、2021年7月12日(月)23時(日本時間)から。プランは2人1組向けで、1泊の宿泊が可能だ。泊まってみたい人は、貴重なチェンスを逃さないようにアラームをセットしておこう。
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