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パリのエッフェル塔、2022年までに金に近い色合いへ塗り替え

2024年パリオリンピック前に設計者の意図を反映

Huw Oliver
テキスト:
Huw Oliver
UK Editor
Eiffel Tower being repainted
Photograph: Vernerie Yann / Shutterstock.com
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パリのエッフェル塔といえば、世界で最も高い鉄の建造物として知られ、少しさびているような色が印象的だ。実はこの色、鉄が雨を浴びて変化した色ではなく、7年に一度ぐらいのペースで意図的に塗られているものなのだ。

しかし、この独特の茶色が、2022年には金色に近い色合いへ変わることになった。

現在エッフェル塔では、2024年の『パリ オリンピック』開催に合わせ、130年の歴史の中で最大の改修を実施中だ。茶色から金色に近い色合いへの変更は、その一環として行われる。今後、これまでの19回分の塗装の層は全て取り除かれ、エッフェル塔を設計したギュスターヴ・エッフェルがもともと望んでいた「黄色がたった茶色」の塗装が施される。エッフェル塔の運営会社の社長は「オリンピックの前までに、エッフェル塔は今まで見慣れていた色よりも、少し金色に近い色合いになります」と述べている。

エッフェルが設計時に希望したこの色は、周囲にある黄色みがかった石灰岩で作られた建物の色を取り込んだものと考えられている(もちろん、金メダルにかけたものと考えるのも悪くないだろう)。

2019年に始まった改修プロジェクトの総費用は、なんと約62億円になると予想されている。塗装作業は、2024年のオリンピックに十分間に合う、2022年までに完了予定。

改修後のエッフェル塔は、トライアスロンやオープンウォータースイミングが行われるセーヌ川沿いで今まで以上に美しい姿を見せることになる。また周辺の広場では、コンサートやそのほかのイベント開催も想定されているようだ。

原文はこちら

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