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海外移住を夢見ながらも、費用面での懸念から思い切った行動に出れない人は多いだろう。
それでも諦められない、というのであれば、ブラザーUKが実施したリモートワークに関する調査レポートで紹介された「リモートワークが最も安くできるヨーロッパの都市 」ランキングに注目してみるといいかもしれない。これはヨーロッパ各地のWi-Fの速度、アパートの家賃、電気代、治安などの要素を分析して100点満点で採点し、順位付けしたものだ。
1位になったのはボスニア・ヘルツェゴビナ北東部のトゥズラ。この都市の中心部にある1ベッドルームのアパートは、月額わずか177.25ポンド(約3万3,520円)で、外食も平均3.52ポンド(約660円)と激安だ。同国の魅力あふれる首都であるサラエボも10位にランクインした。
ただ、トップ10のうち5位を占めたのはルーマニアの都市だった。インターネット料金がわずか月額6.33ポンド(約1,190円)であるオラデアは2位になり、クラヨバやシビウといった都市も、物価の安さのおかげで上位に入った。
反対に、リモートワーカーにとって高くつく都市のランキングを見てみよう。トップ10をほぼ独占したのがスイスの都市。1位になったのは、同国最大の都市であるチューリッヒだった。
同地はジュネーブに次ぎ、外食費が2番目に高く、1人分の食事代は平均22.29ポンド(約4,210円)。しかし、本当にパンチがきいているのは市内中心部のアパート代で、1ベッドルームの平均月額は約2,197.73ポンド(約41万5,680円)だった。これには「やばい」としか、言いようがないだろう。
各ランキングのトップ10は以下の通りだ。
リモートワークが最も安くできるヨーロッパの都市 トップ10(ブラザーUK)
1. トゥズラ(ボスニア・ヘルツェゴビナ)
2. オラデア(ルーマニア)
3. クラヨバ(ルーマニア)
4. プロブディフ(ブルガリア)
5. イアシ(ルーマニア)
6.ティミショアラ(ルーマニア)
7. シビウ(ルーマニア)
8. スコピエ(北マケドニア)
9. ニス(セルビア)
10. サラエボ(ボスニア・ヘルツェゴビナ)
リモートワークに最も費用がかかるヨーロッパの都市 トップ10(ブラザーUK)
1. チューリッヒ(スイス)
2. ロンドン(イギリス)
3. ローザンヌ(スイス)
4. ジュネーブ(スイス)
5. ダブリン(アイルランド)
6. バーゼル(スイス)
7. ベルン(スイス)
8. ブリストル(イギリス)
9. トロンヘイム(ノルウェー)
10. ミュンヘン(ドイツ)
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『1位は意外な結果に? 移住したい世界の都市ランキングが発表』
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