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パリを訪れるメインの目的が、アートスポット巡りだという人は多いだろう。パリには見逃せない美術館がたくさん集まっていて、史上最も有名な絵画の一つ「モナ・リザ」もある。
しかし、あと数年でそうしたパリのアートシーンに「穴」が空く。ヨーロッパ最大の現代美術コレクションを有する「ポンピドゥー・センター」が、2025年夏からの改修工事のため一時的に閉館する予定なのだ。
改修にかけられる予算は、2億6,200万ユーロ(約390億5,202万円)。フランス政府関係者は改修の理由を、1970年代に建設された建物が受けた大きなダメージに対処するためであると話している。さらに、有名なモダニズム彫刻家の創作の場を再現した「ブランクーシのアトリエ」を本館の中心部に移し、図書館の改修も行いたいとの意向も示されている。
この改修工事は当初、2023年に開始され、2027年のポンピドゥー・センター創立50周年に間に合うように完了する予定だった。しかし、残念ながら予定通りにはいかず、工事の開始が2年ほど遅れることになった。
ポンピドゥー・センターは、「ニューヨーク近代美術館(MoMA)」に匹敵する膨大なコレクションを持つ。一時閉館する前にパリを訪れる予定があるなら、ぜひ立ち寄るのがいいだろう。
またパリといえば、2024年夏には「パリオリンピック・パラリンピック」の開催が、同年12月には有名な「ノートルダム寺院」のリニューアルオープンも控えている。
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