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ヨーロッパは豊かな伝統、文化、素晴らしい景観に彩られ、多くの人が訪れる場所だ。この夏、ロンドンの王宮からアテネの寺院遺跡に至るまで、同地域の観光名所では観光客が急増。ようやく2020年以前の水準に回復したという。
しかし、いわゆる「オーバーツーリズム」は料金の高騰、公害や損害の増加、そして旅行者だけではなく地元の人々にとっても「不快」を生み出すことを意味する。そこで高級旅行会社のThe Thinking Travellerが公開した、混雑を避けるためにこの夏行くべきではないヨーロッパの観光スポットのランキングをチェックしてみよう。
同社がランキング作成のために調査したのは、トリップアドバイザーによるヨーロッパ各地の人気観光スポットの口コミ。「混んでいる」「混雑している」という表現が多い場所と少ない場所を割り出し、ランク付けした。
想像できる通り、ヨーロッパで最も混雑している観光スポットのトップ10には、有名な城や史跡、世界的な博物館が含まれている。1位に選ばれたのは、スコットランドのエディンバラ城。続いてバッキンガム宮殿、ベネチアのカナル・グランデ、パリのルーヴル美術館、アテネのアクロポリスなどが「過密観光地」としてランクインした。
また、遺跡や文化施設が多く入る中、スペイン領カナリア諸島・テネリフェ島にある壮大なウォーターパーク「サイアム・パーク」も人気で混雑していることも分かった。 トップ10は以下の通り。
ヨーロッパで最も混雑している観光地(The Thinking Traveller社)
1. エディンバラ城(エディンバラ/スコットランド)
2. バッキンガム宮殿(ロンドン/イギリス)
3. サイアム・パーク(テネリフェ島)スペイン領カナリア諸島)
4. カナル・グランデ(ベネチア/イタリア)
5. ローマ浴場(バース/イギリス)
6. ロンドン塔(ロンドン/イギリス)
7. ルーヴル美術館(パリ/フランス)
8. アクロポリス(アテネ/ギリシャ)
9. 大英博物館(ロンドン/イギリス)
10. オルセー美術館(パリ/フランス)
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『These European attractions are the most overcrowded with tourists right now(原文)』
『ヨーロッパでベジタリアン旅行者に適している都市はブリュッセル』
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