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かつて、ベジタリアンにとって大変だったことの一つに、旅での食事がある。旅先が彼らに優しい文化圏でない限り、食事はポテトチップスとサラダに限定されるということもざら。ビーガンにとっては、それがもっと悲惨な状況だった。
しかし時代は進み、もはやそんな状況にはない。現在は世界のほとんどの都市で、ベジタリアンやビーガンの人たちに十分なサービスが提供されている。しかし、肉を食べない旅行者にとって最も適している都市はどこなのだろうか?
ヨーロッパの都市については、手荷物預かり会社Bounceが最近実施した調査で知ることができる。同社では、ヨーロッパの各都市にあるベジタリアンやビーガンのための飲食店の数を集計。その数を都市の人口と比較し、ランキングを作成した。
その結果、ヨーロッパで最もベジタリアン旅行者に適した都市は、ベルギーのブリュッセルとなった。この街では、平均すると人口10万人当たり526軒ものベジタリアンのための店があり、そのメニューも充実しているという。
2番目の都市はイタリアのフィレンツェ(同343軒)、次いで3位に入ったのはイタリアのベネチア(同270軒)。5位までのランキングは以下の通りだ。
ベジタリアン旅行者に適したヨーロッパの都市(Bounce社)
※数字は10万人当たりのベジタリアン向けレストランの数
1. ブリュッセル(ベルギー)526
2. フィレンツェ(イタリア)343
3. ベネチア(イタリア)270
4. ポルト(ポルトガル)238
5. エジンバラ(イギリス)229
では、ビーガンにとってはどうだろうか。こちらも同じくブリュッセルがトップで、10万人当たりのビーガン向けレストランは209軒。2位はフィレンツェ(同163軒)、3位はスコットランドのエジンバラ(同154軒)。5位までのランキングは以下の通りとなっている。
ビーガン旅行者に適したヨーロッパの都市(Bounce社)
※数字は10万人当たりのビーガン向けレストランの数
1. ブリュッセル(ベルギー)209
2. フィレンツェ(イタリア)163
3. エジンバラ(イギリス)154
4. ポルト(ポルトガル)142
5. リスボン(ポルトガル)128)
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『Revealed: the best European cities for vegetarians(原文)』
『ヨーロッパの100都市、2030年までにカーボンニュートラルに』
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