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ここ数年で大きく変化したものの一つが「職場」だろう。パンデミックと数々のロックダウンの中、人々はリモートワークを受け入れてきた。その後も一部の企業は週に数日だけオフィスで働くハイブリッドワークモデルを採用し、永続的に在宅ワークモデルを取り入れた企業もある。
全世界において、デジタルノマドワーカーは推定で3500万人も存在するという。働く場所を選ばない新世代の彼らに対応するため、デジタルノマドビザの導入に積極的な国も増えてきた。
では、そうした国の中で、どこが総合的にデジタルノマドに適しているのだろうか。最近、住居のレンタルマーケットであるFlatio社が、発表したランキングを見てみよう。
これは同社が世界中の1200人以上のデジタルノマドワーカーに実施したアンケートに基づくもの。彼らに好きな滞在先、税金、宿泊施設、懸案している社会問題などについて尋ね、その結果から「デジタルノマドに最適な国 トップ10」を算出した。
その結果、1位に選ばれたのはポルトガルだ。このヨーロッパの国は、元々人気の休暇地であったが、2022年にデジタルノマドビザを導入。欧州連合(EU)圏外からの人々に最大12カ月間、国内で生活と仕事をする機会を提供し、デジタルノマドワーカーにとって人気のある場所となっている。
ポルトガルには、サーフィンの中心地であるエリセイラからリスボンやポルトなどのにぎやかな都市まで、リモートで働く人々にとって素晴らしい滞在地が多くある。またランキングには、大西洋にあるポルトガル領マデイラ諸島も7位に入っている。
2位にランクインしたのはタイ。アジアで最も人気のある目的地として評価された同国にはバンコク、チェンマイといった人気観光地があり、理想的な島々も多く点在。一年を通じてデジタルノマドにとっては素晴らしい天候、優れた食事を享受できる国で、宿泊施設が手頃なのも魅力だ。東南アジアからは、インドネシアとマレーシアもリスト入りしている。10位までのランキングは以下の通りだ。
デジタルノマドに最適な国 トップ10
(Flatio社)
1. ポルトガル
2. タイ
3. スペイン
4. アルゼンチン
5. メキシコ
6. インドネシア
7. マデイラ
8. ドイツ
9. ルーマニア
10. マレーシア
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