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ベジタリアンやビーガンの人にとって、世界は厄介な場所かもしれない。ステーキからシーフードまで、世界中の大半の社会では動物由来の食事が主流だからだ。もちろん、ベジタリアンやビーガンのための食事が充実している国もあるが、まだまだ選択肢が限られている国も多い。
その反面、ベジタリアンやビーガン食は、環境面や健康面でメリットがあるため(もちろん、動物への虐待を大幅に減らすことができる)増加の一途をたどっているのも確か。
では植物性食品を食べるなら、どこの国がいいのだろうか? 旅行ブログであるAsher & Lyric(A&L)がそれを調査し、ベジタリアンやビーガンに最適な国(そして向かない国)37カ国をランク付けした『ビーガン・トラベル・インデックス』を発表した。
調査では、まず国ごとのベジタリアンの人口比率と観光客100万人当たりのベジタリアンとビーガン向けのレストランの数を組み合わせた。そしてその結果と、その国の国民一人当たりの果物、野菜、豆類、肉、魚の供給量を比較した。
1位になったのは、インドだ。そう驚かないだろう。インドはベジタリアンが多いだけでなく、果物や野菜の供給が多く、肉や魚介類は比較的少ないという。インドに続いてランクインしたのは、果物や豆類が豊富なメキシコ。次に、ベジタリアンやビーガン向けのレストランが充実しているブラジルが続いた。
イギリスは13位と健闘し、アメリカは22位、オーストラリアは29位。最下位はラトビアで、バルト三国にはベジタリアンやビーガン向けのレストランがほとんどないという事実が浮き彫りになった。
もちろん、A&Lの調査には限界がある。宗教的、文化的な理由で、どこの国にもベジタリアンやビーガンの「ホットスポット」は存在するものだ。またデータよりも、旅行者などによる現地での体験に基づく情報の方が有益という場合もあるだろう。ただ、あなたが次の旅行で植物由来の食事を楽しみたいのなら、このランキングは十分参考になるといえる。上位10カ国は以下の通りだ。
ビーガン・トラベル・インデックス(Asher & Lyric)
1. インド
2. メキシコ
3. ブラジル
4. ベトナム
5. イスラエル
6. 中国
7. ギリシャ
8. タイ
9. スロベニア
10. イタリア
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