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秋から冬の国内旅行の目玉の一つは、夜空を美しく彩るイルミネーションだ。花が散り、木々も寒々しく枝を伸ばすばかりとなるこの季節には、もの寂しい風景が、光の魔法で「おとぎの国」へと変身する。
東京近郊で屈指の素晴らしさを誇るのが、栃木県にある「あしかがフラワーパーク」のものだろう。春には色とりどりのフジの花が咲くことで知られているこの場所が、毎年10月からきらめく光の楽園になるのだ。
「光の花の庭」と名づけられたイルミネーションは、7年連続でイルミネーションアワードの1位に選出、「日本三大イルミネーション」にも認定されている。園内を装飾するLEDの数は500万球以上。バラの花をかたどったイルミネーションやサクラのプロジェクションマッピング、園を象徴する「奇跡の大藤」の四季を再現した演出に目を奪われる。
園内を歩いていると出合える小ぶりな「光の花手水」。本物の花と光がコラボレーションした作品だ。
人気の「フラワーキャッスル」は今年も登場。光の花火や、色とりどりの花を模したライティングなど壮大な演出が楽しめる。
さらに、約1カ月ごとに3つのテーマが入れ替わるエリアもある。最初の期間は2023年10月18日〜11月中旬で、「光と花のコラボレーション(光とアメジストセージの融合)」がテーマとなっている。
11月下旬〜12月下旬は「フラワーパークのクリスマス(クリスマスファンタジー)」となり、サンタクロースが登場する。
2024年1月1日(月)〜2月14日(日)のテーマは「ニューイヤーイルミネーション(光と冬咲きボタンの競演)」だ。ロウバイや寒紅梅など新春の花のライトアップも楽しめる。
開催期間は2024年2月14日(日)まで(12月31日(日)は休園)なので、訪れる時間はたっぷりある。
イルミネーションが見られる「夜の部」は15時30分からで、平日は20時30分閉園、土・日曜日・祝日は21時閉園(11月3日(金・祝)〜2024年1月8日(月・祝)の期間は、平日21時閉園、土・日曜日・祝日21時30分閉園)。点灯時刻は17時ごろ(11月1日(水)〜1月8日(月・祝)は16時30分ごろ)だ。
入園料は大人1,300円、子ども700円(税込み)。全国のコンビニエンスストアで前売り券も購入できる。詳細は公式ウェブサイトで確認してほしい。
東京からは、東北新幹線で小山駅へ行き、両毛線であしかがフラワーパーク駅を目指すのが最速のルートだ。
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