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2021年12月2日(木)、渋谷セルリアンタワー東急ホテルで『第50回ベストドレッサー賞』授賞式が行われた。主催は日本メンズファッション協会とベストドレッサー委員会が務め、今年50周年を迎える歴史あるファッションアワードだ。
同賞は、ファッション産業界の発展と各界の文化交流を目的に、政治、経済、学術、文化、芸能、スポーツなどの各分野で時代をリードする著名人に贈るもので、6つの部門で7人が選出された。そのほか、新人クリエーター、アーティストの中から将来を期待される人を選出する「ベストデビュタント賞」も用意。この賞は若手クリエーターを応援する趣旨のもと、2004年に設立され今年で18回目となる。
『ベストドレッサー賞2021』芸能部門では、女優の吉岡里帆(よしおか・りほ)と俳優の田中 圭(たなか・けい)が映えある賞を獲得した。そのほか、政治、経済部門はビームス代表取締役社長の設楽 洋(したら・よう)、学術・文化部門は作家の伊集院静(いじゅういん・しずか)、スポーツ部門は東京2020パラリンピックで銀メダル、MVPにも選ばれた車いすバスケットボールの鳥海連志(ちょうかい れんし)が受賞。
インターナショナル部門は、タイムアウト東京の駐日大使インタビューシリーズ『Tokyo meets the world』で、日本への深い知識と愛情を語ってくれたサンマリノ共和国のマンリオ・カデロ特命全権大使、特別賞は『どうぶつ奇想天外!』のパーソナリティーで知られるフリーアナウンサーの草野仁(くさの・ひとし)が栄光に輝く。
「ベストデビュタント賞」は空間・インテリアデザイン部門に、ボーナストラックを設計した建築家のツバメアーキテクツ、ファッション部門はデザイナーの岡﨑龍之祐(おかざき・りゅうのすけ)、小林裕翔(こばやし・ゆうしょう)。音楽部門はピアニストの角野隼斗(すみの・はやと)、女性シンガーソングライターの岡谷柚奈(おかや ゆうな)によるソロプロジェクト、703号室が選出された。角野と岡谷はステージパフォーマンスを披露し、会場を沸かせた。
そのほか、50週年の特別企画として過去の受賞者318人の中から各部門でそれぞれ5人を選ぶ「BEST OF THE BEST DRESSER」を発表。芸能部門では1996年受賞の安室奈美恵(あむろ・なみえ)、2003年受賞のGACKT(がくと)などが選ばれた。
肩を出し、センターにパールをあしらった黒のロングドレスで現れた吉岡。(自身が)凛と立てるようなドレスを選んだそう。「歴史のある、華やかな賞でとても光栄に思っています。うれしいです」と喜びの言葉を告げた。
田中も「ありがとうございます。すごくうれしい。いろいろなことがあった1年だったけれど、師走に入って素敵なスタートが切れてハッピーです」と笑みをこぼした。また、「日々を大切にひたむきに生き、常にフラットでありたいと思っています。みんなが明るくなる、楽しめるような作品を作っていきたい」と来年度への豊富を言葉にした。
それぞれのフィールドで多様な活躍を見せる受賞者たち、これからの活躍にも目が離せない。
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