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天王洲アイルを舞台に、国際的な文化観光の促進を目指すアートイベント「TENNOZ ART WEEK」が、2024年6月27日(木)〜7月15日(月・祝)に開催される。同イベントは、国内外から厳選されたギャラリーが集結する世界水準のアートフェア「Tokyo Gendai」に、オフィシャルフェアパートナーとして参画する「寺田倉庫」が主催。初開催となった2023年は、約1万4000人が訪れた。
2回目の開催となる今年は、Tokyo Gendai を目的に訪日するアートコレクターへのプログラムの提供や、横浜と天王洲間の相互誘客連携などを実施。海外からも大きな注目を集める現代アーティスト・束芋によるインスタレーションをはじめ、日本画のワークショップ、日本の名産が並ぶマーケットなど、現代アートだけでなく多様な日本の文化にも触れられるプログラムを展開する。
寺田倉庫で展示される束芋の「触れてなどいない」は、3人のインディペンデントアニメーション作家とともに制作した、大規模な映像インスタレーション。水や生物など、倉庫空間への持ち込みを禁じられた存在を、アニメーションを通して「持ち込む」。アニメーションと鑑賞者との多層的な関係が作品となる。
寺田倉庫が運営する美術館「WHAT MUSEUM」では、建築の骨組みを創り出す「構造デザイン」の奥深い世界を紹介する展覧会、「感覚する構造 - 法隆寺から宇宙まで -」が開かれている。
世界最古の木造建築「法隆寺五重塔」の模型から、最新のファッション構造、現在開発中の月面構造物まで、さまざまな構造模型を展示。TENNOZ ART WEEK期間中には、特別ガイドツアーと、開館時間を最大21時まで延長する「ナイトミュージアム」を開催する。
そのほか、「PIGMENT TOKYO」では伝統画材の「金泥」を使った日本画制作のワークショップを実施。「WHAT CAFE」では「工芸」に特化した展覧会を開催し、若手アーティストを中心とした約200点の作品を展示販売する。
会期中の週末には、天王洲運河沿いのボードウォークで、日本各地の食事や名産品を紹介する約20のショップを集めたストリートマーケットも開催。天王洲の水辺景観や壁画、パブリックアートなどを眺めながら、食事が楽しめる。
各展示とプログラムの詳細は、公式ウェブサイトから確認してほしい。
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