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コロナ禍で心身のバランスを崩す人が増えている。そんななか、自然と平穏を追い求めるアウトドアの旅に「寺キャンプ」という新たな選択肢が誕生した。
2021年6月初旬、和歌山県那智勝浦町に日本初となる寺での常設キャンプ場兼RVパーク、テンプル キャンプ(Temple Camp)大泰寺がグランドオープンする。
手がけるのは、開創1200年の臨済宗妙心寺派大泰寺と全国に7カ寺の宿坊『お寺ステイ』を運営するシェアウィングだ。大泰寺は、2019年に1日2組まで泊まれる宿坊サービスをスタートし、好評を博した。もっと手軽に利用できるようにと「アウトドアの宿坊」としてキャンプ4組とRV車5台が同時に宿泊できる、テンプル キャンプ大泰寺を整備。常時キャンプ客やRV車を受け入れ可能な寺は日本初となる。
さらに客の要望に応えて、川辺にテントサウナも設置。目の前の川に飛び込んでの温冷交代浴を満喫できる。そのほか、禅堂では座禅の指導も受け付けている。大自然の中のキャンプとサウナと座禅の組み合わせで、心身ともに究極に「ととのった」状態を体感してみよう。また、ペットと一緒に宿泊できるのも愛犬家にはうれしい。
大泰寺の住職である西山十海は「こういう時期こそ、お寺が心の平穏につながる人々のよりどころになってほしい。自分を取り戻し、元気になれる公園のような場になれば」と強く願う。その思いに共感した多くの協力者からクラウドファウンディングの資金支援も集まり、このたび念願の開業に至った。
普通の宿泊ともキャンプ場とも一味違う「寺キャンプ」を試してみては。
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