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ファッションの祭典「Rakuten Fashion Week TOKYO 2025 S/S」が、2024年9月7日(土)まで開催されている。中でも、グローバルな活躍を期待し、新しい才能を支援するサポートプログラム「JFW NEXT BRAND AWARD 2025」のグランプリを受賞したレディースブランド「TELMA(テルマ)」の注目度は、業界の中でも極めて高い。そのTELMAが3日(火)、「渋谷ヒカリエ 8/CUBE」で最新コレクションの展示会を行った。
ベルギーのアントワープ王⽴芸術アカデミーを卒業したデザイナーの中道輝道は、ファッションブランド「DRIES VAN NOTEN(ドリスヴァンノッテン)」」や「ISSEY MIYAKE(イッセイミヤケ)」を経て、2022年にTELMAを設立した。
素材にこだわった日本ならではのものづくりを実践すると同時に、ファッション業界における環境に配慮したデザインや技術、そして長く愛用されるために背景にある物語を重要視しながら制作活動を行っている。
「2025年春夏コレクション」では、色鮮やかなプリントが目に入る。今回、京セラドキュメントソリューションズとコラボレーションし、環境に優しいインクジェット捺染(なっせん)プリンター「FOREARTH」で印刷したオリジナル生地を使用している。通常のインクジェットプリントでは大量の水を使用することが課題だったが、水の使用量を限りなくゼロに近づけた新技術を採用したものだ。
中道は「これまでのインクジェットでは着心地が良いものになかなか出合うことができなかったが、今回の生地の柔らかさに驚いた」という。サスティナブルである上に、生地に触れた時の感触や手触りが印象的だ。
なお、ファッションウィークは7日までで、33ブランドが参加している。
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