ニュース

下北沢に複合施設テフラウンジが開業、ミニシアターなど併設

テーマは「まちのラウンジ」

テキスト:
Aya Hasegawa
Tefu Lounge
Photo: Kisa Toyoshima
広告

小田急電鉄下北沢駅の南西口に、テフラウンジ((tefu) lounge)がオープンした。同施設は、小田急線の東北沢駅から世田谷代田駅の地下化に伴い、新たに誕生した全長1.7キロの線路跡地「下北線路街」の南西口開発エリア、ナンセイプラス(NANSEI PLUS)に誕生する複合施設だ。

テフラウンジ(Photo:Kisa Toyosihma)
テフラウンジ(Photo:Kisa Toyosihma)
テフラウンジ(Photo:Kisa Toyoshima)
テフラウンジ(Photo:Kisa Toyoshima)

 「下北沢駅を行き交う人たちが駅前の空間を、そしてその場での時間を分かち合いながら、それぞれの毎日をより豊かに彩る場」をテーマとして、カフェやラウンジ、ミニシアター、食品、コーヒーショップのほか、シェアオフィスとレンタルスペースを設ける。

下北沢近隣地域で暮らし、働き、遊ぶ人たちが、空間や時間を分かち合いながら、より豊かな時間を過ごせる「まちのラウンジ」を目指す。生活の中の新たな居場所として楽しめる場となるようにと、屋外空間にもベンチやグリーンを配した。

中核を成すのは、2、3階に位置するキタサンドウコーヒーKITASANDO COFFEE)だ。カフェとコワーキングスペースの中間を意識した場で、完全キャッシュレス制。ソファやデスク、シェアテーブル、ブースなど、多彩なスペースがあり、用途や気分に合わせて席が選べる(1時間750円から)。利用時間内は、自家焙煎(ばいせん)のスペシャルティコーヒーを含むドリンクがフリーフローで楽しめるのも魅力だ。

キタサンドウコーヒー(Photo:Kisa Toyoshima)
キタサンドウコーヒー(Photo:Kisa Toyoshima)

内装は下北沢のまちの雰囲気になじむことを意識し、木の温かみを随所に取り入れた。外光が降り注ぐ空間では、作業がはかどることだろう。

特筆すべきは、71席のミニシアターのシモキタ エキマエ シネマ K2(2階)の存在だろう。演劇や音楽、サブカルチャーなど、多様な文化が深く根付いている下北沢の新たな文化施設として、オンラインとオフラインの共存という新しい映画館の在り方を掲げる。こけら落とし上映作品は『第71回ベルリン国際映画祭』で銀熊賞(審査員グランプリ)を受賞した濱口竜介の『偶然と想像』。その後も魅力的な作品の上映を予定している。

シモキタ エキマエ シネマ K2(Photo:Kisa Toyoshima)
シモキタ エキマエ シネマ K2(Photo:Kisa Toyoshima)
シモキタ エキマエ シネマ K2(Photo:Kisa Toyoshima)
シモキタ エキマエ シネマ K2(Photo:Kisa Toyoshima)

1階には、ナチュラルスーパーマーケットのビオラル下北沢駅前店と、日本初上陸となるフランスの焙煎所でコーヒースタンドのベルヴィル ブリュルリー トウキョウ(Belleville Brûlerie TOKYO)がオープン。2013年にパリで誕生した、スペシャルティーコーヒー専門の焙煎所でパリのコーヒー愛好家から絶大な支持を受けている店だ。下北沢の店舗では、日本オリジナルブレンドも用意する。

ベルヴィル ブリューリー トウキョウ(Photo:Kisa Toyoshima)
ベルヴィル ブリューリー トウキョウ(Photo:Kisa Toyoshima)
ベルヴィル ブリューリー トウキョウ(Photo:Kisa Toyoshima)
ベルヴィル ブリューリー トウキョウ(Photo:Kisa Toyoshima)

3、4階にはシェアオフィスが入居。3階ラウンジを好きなだけ使える月額ラウンジ会員(60人)、個人向け月額ブース(12ブース)、法人向け個室(5部屋)の3パターン用意する。進化し続ける下北沢駅に足を運んでみては。

テフラウンジ((tefu) lounge)の詳細はこちら

関連記事

東京のベストを選ぶ、Time Out Love Local Awardsノミネートが開始

虎ノ門の新横丁「小虎小路」ではしご酒へ、東京初出店も多数

バレンタイン限定、スターバックスがハートモチーフのグッズを発表

2025年、横浜の関内に新ランドマークが誕生

Chim↑Pomが森美術館内に託児所を開設、クラファン実施中

 東京の最新情報をタイムアウト東京のメールマガジンでチェックしよう。登録はこちら

最新ニュース

    広告