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2023年2月23日（木・祝）〜26日 （日）に「東京文化会館」で、チームラボが初めて空間演出を手がけるオペラ「トゥーランドット」の公演が行われる。2022年6月にスイスの「ジュネーブ大劇場」で行われた公演では、観客から「真の総合芸術」「壮大な視覚体験」などと評され、驚きと称賛の声が上がった。
同作の舞台は中国の北京。絶世の美女だが氷のように冷たい心を持つ皇帝の娘・トゥーランドット姫は、「3つの謎を解いた者を夫として迎えるが、その謎を解けなかった者は斬首の刑」と言い渡す。回転する2つの側面で舞台が構成。一方はトゥーランドットを頂点とする近未来的なディストピアのゲームショーが行われる世界で、もう一方は潜在意識の世界だ。姫と男たちのゲームを見て興奮する民衆。チームラボは、光による立体的な彫刻空間をステージ上に創り、熱狂をあおる。
約5年にわたり、舞台演出を担当した「英国国立歌劇場」の前支配人であるダニエル・クレーマーとともに、「トゥーランドット」とアートを融合させる空間演出を構想したチームラボ。熟考された舞台のコンセプトや新解釈、隠喩などから、これまでのオペラの概念を超越する没入的なオペラ空間が完成した。
1月18日には実際にクレーマーが来日し、稽古に立ち会った。そこで全キャストに向けて、次のように語った。「このオペラは極めて巨大で、オペラ史上前代未聞のテクノロジーを操るチームラボとともに構想した、震えるような作品だ。オペラには今、これまで以上に新しい若いファンが必要。この舞台を見て彼らはこう言うだろう。『オペラでこんなことができるなんて』」
ステージセットは、ガラスやアクリルなどのさまざまな素材を用いて制作。光の反射や吸収によって異なる視覚的体験をもたらす空間で、キャストたちが物語を展開していく。アートと融合した全く新しいオペラの舞台に没入しよう。
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