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麻布台ヒルズの新たな「チームラボボーダレス」4つの新作とは?

2024年2月9日にオープンを控え、新プロジェクトを披露

Emma Steen
Mari Hiratsuka
テキスト:
Emma Steen
翻訳::
Mari Hiratsuka
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Photo: teamLab, Birth © teamLab
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チームラボのエンジニア、デザイナー、クリエーティブディレクター、コミュニケーションリーダーが語るように、世界で最も来館者の多い美術館を運営することは並大抵のことではない。

お台場にあった「チームラボボーダレス」は2021年に、単一アートグループで「世界で最も来館者が多い美術館」としてギネス世界記録に認定されたが、周辺エリアの再開発の影響で2022年に閉館。新たな場所を探すことを余儀なくされた。

そしてやっと2024年2月9日(金)、「麻布台ヒルズ」の地下1階に「森ビルデジタルアートミュージアム:エプソン チームラボボーダレス」として再オープンする。最後の仕上げに余念がない中、新拠点で行われる新しいインスタレーションの一部を見学させてくれた。ここでは、これまでに見た4作品を紹介しよう。

Microcosmoses - Wobbling Light

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Photo: teamLab, Microcosmoses - Wobbling Light © teamLab

プリズムのような鏡張りの部屋には、無数の反射する球体が、草の葉を滑り落ちる露のように、曲がりくねった軌道をさまざまなスピードで転がっていく。球体は互いに反応しているように見え、空間を移動すると散発的に光を放つ。

各球体の中心から放たれる光は、43色もの異なる色を放つが、部屋の反射面全体に光が跳ね返るため、特定の色相を識別するのは難しい。走っている光に人が近づくと、光は速度を変えたり、色を変えたり、音色を発したりする。球体が目の前を通り過ぎるとき、その球体を小突いてみたくなるかもしれない。

Light Sculpture

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Photo: teamLab, Light Vortex © teamLab

マカオで初めて創られた光の彫刻シリーズ作品「Light Sculpture」が、新たな高みへと到達し、一つの部屋に展示される。この空間に足を踏み入れれば、まずその広さに驚かされるだろう。床、壁、天井に設置されたムービングライトが多色のビームを放ち、互いに交差して立体的な効果を生み出している。

Megalith Crystal Formation

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Photo: © teamLabFlowers and People - Megalith Crystal Formation (work in progress)

一つの空間でさまざまな作品群が眺められるのが「Megalith Crystal Formation」だ。まず真っ暗な空間に足を踏み入れると、赤い花が咲き乱れ、人に反応して「花と人 - Megalith Crystal Formation(work in progress)」の作品を形成する見事なディスプレーが目に飛び込んでくる。

その後、部屋の雰囲気は一転し、アートワーク「Black Waves」として、東アジアの古典芸術を象徴する海の波と書道の線のエッセンスを凝縮した作品に変化していく。

Bubble Universe

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Photo: teamLab, Bubble Universe: Physical Light, Bubbles of Light, Wobbling Light, and Environmental Light - One Stroke © teamLab

最後に紹介するのは、「Bubble Universe」のインスタレーションである。正式な作品名は「Bubble Universe: 実体光、光のシャボン玉、ぷるんぷるんの光、環境によって生み出される光 - ワンストローク」(一息で言ってみて!)。この幻想的な空間は、鏡張りの部屋の天井から吊るされた何百もの反射する泡で埋めつくされ、柔らかく光る光の無限の世界を作り出している。

見事な背景は、いずれ日本からジャマイカまで、あらゆるInstagramのフィードや出会い系アプリのプロフィールを飾ることだろう。しかし、iPhoneのカメラがどんなに優秀でも、写真では決して表現ができない体験だ。

森ビルデジタルアートミュージアム:エプソン チームラボボーダレスは、麻布台ヒルズに2月9日にオープン。4月中旬までのチケットはオンラインから購入できるので、チェックしてみよう。

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