ニュース

日常にあるものを使ったユーモアあふれるミニチュアアート、田中達也の展覧会が開催

日本初公開のミニチュア作品約160点が集結

テキスト:
Time Out Tokyo Editors
Tatsuya Tanaka
©Tatsuya Tanaka「列車のくみたて」
広告

日本橋髙島屋S.C.本館」の8階ホールで、「田中達也展 みたてのくみたて MINIATURE LIFE・MITATE MIND」の開催が決定。会期は2024年8月1日(木)〜28日(水)を予定している。

田中はジオラマ用人形と、日用品や食品を組み合わせて作り出す「見立て」で構成したミニチュア写真で知られるミニチュア写真家・見立て作家。日常にあるものを別の物に見立てたアート「MINIATURE CALENDAR」を、2011年からInstagramで毎日発表し続け、現在ではフォロワー数が386万を超える。

Tatsuya Tanaka
©Tatsuya Tanaka「胞子の帽子」

同展では田中が制作した日本初公開のミニチュア作品、約160点を展示。田中の「見立て」の発想の起点を「HOME」「FROM」「COLOR」「SCALE」「MOTION」「LIFE」「WORLD」の7つのゾーンに分けて展示し、アイデア創出の原点を解き明かす。

Tatsuya Tanaka
©Tatsuya Tanaka「おすしが ふくを かいにきた」

例えば、「HOME」の部屋では身近にあるものや日常的に見慣れたものから着想を得た作品を紹介し、「FORM」では物体の「形」に着想を得た作品を展示。「LIFE」では、仮想世界がテーマの著書「おすしが ふくを かいにきた」の世界が体感できるという。

Tatsuya Tanaka
©Tatsuya Tanaka「この波にかける」

田中が投稿する作品一つ一つに、言葉遊びを交えたユーモアあふれるタイトルが付けられているのも特徴だ。ハンガーを使った作品「この波にかける」や、ソフトクリームをウエディングドレスに見立てた「アイスることを誓います」など、ウィットに富んだタイトルにも注目したい。

Tatsuya Tanaka
©Tatsuya Tanaka

会場には大型作品を複数展示し、作品と一緒に写真撮影ができるフォトブースも設置。ここでは、自分がミニチュア人形になったような気分を味わえるという。また、会場に展示される全ての作品が撮影可能だ。

Tatsuya Tanaka
©Tatsuya Tanaka

田中の発想力から生まれた、小さな世界たちをゆっくり鑑賞してみてほしい。

関連記事

アニエスベーが発信したあのメッセージも採用、美術家のやんツーが個展を開催

TCAA受賞記念、東京都現代美術館でサエボーグと津田道子の2個展が同時開催

待望の日本初個展「シアスター・ゲイツ展:アフロ民藝」が森美術館で開幕

田名網敬一と赤塚不二夫のコラボレーション作品がレコードジャケットに

ルーヴル美術館、「モナ・リザ」の展示室を変更へ

東京の最新情報をタイムアウト東京のメールマガジンでチェックしよう。登録はこちら

最新ニュース

    広告