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埼玉のパルテノン神殿へ、社会実験第2弾として新たな見学会を実施中

海外からも注目されるインフラツーリズムの拠点

Kaila Imada
テキスト:
Kaila Imada
Associate Editor, Time Out Tokyo
Disaster Prevention Underground Temple
Photo: Hiroshi Tateishi/Dreamstime
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東京の有名な観光地はすでに巡ってしまった、という人は遠方に足を運んでみるといいだろう。埼玉の春日部市にある首都圏外郭放水路は、ギリシャのパルテノン神殿を思わせる巨大な空間から「​​防災地下神殿」という名でも知られる人気スポット。津波や台風などの自然災害が発生した時に洪水を防ぐ巨大放水路で、その役割をもっと知ってもらえるようにと、一般公開している。

地下神殿の大きさは深さ50メートル、長さ6.3キロメートル。その巨大なスケールはまるでSF映画のロケ地のようで、映画やミュージックビデオなどの撮影に使用されることも。また、インフラツーリズムの拠点として、海外からも注目されている。

Disaster Prevention Underground Temple
Photo: Manuelascanio/Dreamstime

その魅力を詳しく知りたいなら、ガイド付きのツアーがおすすめ。現在、社会実験第2弾として、大人気の地下神殿「調圧水槽」の見学に加え、非公開だった作業用通路やポンプ室、ガスタービン部、インペラ部などを開放したツアーを実施している。

地下神殿「調圧水槽」の見学を約55分に凝縮したコース(1人1,000円、約55分)は、コンシェルジュによる施設概要説明と自由見学時間が設けられるスタンダードなものだ。そのほか、深さ70メートルの立坑を見学する「立坑体験コース」(3,000円、約110分)や、調圧タンクを見学する「インペラ探検コース」(4,000円、約110分)などがある(「ポンプ堪能コース」は現在休止中)。

ツアーの参加方法と詳細は公式ウェブサイトから確認してほしい。

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