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スウェーデンとスイス。ヨーロッパの地理について特別詳しくなくても、両国は距離的に離れていて、別の場所であると知っているだろう。アメリカ大統領のジョー・バイデンも北大西洋条約機構(NATO)首脳会合のスピーチで間違えたように、世界ではこの2つの国が混同されることはよくあるという。
こうした状況に対して、スウェーデン観光局がスイスと間違われることを逆手に取った新しいキャンペーンをローンチし、風刺的な動画を公開した。
動画は、それぞれの国で象徴といえるものをシュールに比べる内容。スウェーデンの「役人」を模した人物が、銀行(バンク)のスイスに対してスウェーデンは砂洲(サンドバンク)、スイスは(ヨーデルで)うるさいがスウェーデンは静寂、高級時計のようなぜいたく品といえばスイスだがスウェーデンでは「時間を忘れる」という別のぜいたくがある、と説明している。
スウェーデンの広大でなだらかな丘陵地帯は、スイスの険しい山々とは似ても似つかないが、Euronewsは、年間12万人がスイスとスウェーデンを混同し、2つが同じ国であるかどうかをGoogleで検索していると伝えている(バイデンもそうするべきだった)。
スキー道具を持って飛行機を降りたのに、オーロラだけで我慢しなければならなかった人たちのことを考えるとぞっとする。でも、スウェーデンへ行くのであれば、タイムアウトの最新の旅のヒントやガイド(英語)をチェックしてほしい。もちろん、スイスに行くのが(絶対に、絶対に)確実だという人向けのページ(同)もある。
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