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タイムアウト東京(英語版)では、ビザと観光ツアー撤廃についての記事に対して読者から多くの意見が寄せられ、外国人たちの本音が分かった。さらに意見を掘り下げるべく、英語版では海外に住む外国籍の読者に向け「日本への旅行」に関するアンケートを2022年9月13日〜20日に実施。
3000を超える回答者の結果から判断すると、日本の観光再開が遅れているにもかかわらず、多くが日本への旅行をとても楽しみにしていることが判明した。ここでは、調査結果を紹介する。
Q:日本に行く予定があるか?
結果を見ると、70%が「国境が完全に再開したらすぐにでも訪れたい」と回答。21%が「すぐにでも訪れたい」と答え、2.6%の人は「何も考えていない」。そして残念ながら6.4%は「待つのを諦めている」と回答している。
Q:日本への旅行を妨げているものは何でしょうか?
日本の厳しい国境規制が、訪日を妨げていることが分かった。具体的には、62.3%が「旅行代理店を通じて予約する必要があること」に落胆している。
17.3%が「ビザ取得」が日本旅行を敬遠させると回答。また、16.2%が「分かりにくい国境ルール」が障害になっていると感じている。そして「新型コロナウイルスの流行」を気にする人はわずか4.3%にすぎなかった。
Q:国境再開の遅れにより、日本以外の国へ旅行の計画を変更したか?
読者が日本の再開を待つことができずにプランを変更したかどうかも、気になるところだろう。注目すべきは、40.2%が日本の再開を待っている一方で、39.6%が計画を変更することに決めたことだ。
Q:日本旅行を決定する際に、最も重要な要素は何ですか?
この質問に関しては、「旅行代理店を通さない自由な旅行」を望む人が77.9%と圧倒的に多い結果となった。「ビザなし入国」を重視する人は17.3%にとどまった。
日本の新型コロナの感染者数などの状況はあまり関係ないようで、わずか3.3%のみが心配をしている。日本が円安であれば旅行者の負担が減るにもかかわらず、「通貨の変動が重要」と答えたのはわずか1.5%だった。
過去2年間、日本の国境は観光客に閉じたままだったが、2022年6月以降、外国人旅行者の制限が緩和された。とはいえ、旅行代理店を通じて航空券や宿泊施設を予約し、ビザを取得する必要があるなど、条件がある。最近のニュースでは、日本の厳しい国境ルールがまもなく解除される可能性があるとされている。
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