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日本は世界一の観光地であることはもちろん、海外転勤を希望する人にとっても人気のある国の一つだ。しかし大都市、東京での生活は決して安くはない。
イギリスを拠点にする人材コンサルティング会社、ECAインターナショナルは2022年度版の『世界で最も生活費の高い都市ランキング』を発表。東京は外国人駐在員にとって世界で5番目に物価の高い都市であることが分かった。
同ランキングは、世界490カ所の食品の平均価格や光熱費、公共交通の運賃などを分析して選出したもの。駐在員がいる地域の家賃を比較した滞在費のデータもランク付けの対象になっている。
1位には香港が3年連続で選出。2位は前年4位のニューヨーク(アメリカ)、3位はジュネーヴ(スイス)、4位にはロンドン(イギリス)が続いている。インフレが進んでいるのにもかかわらず、東京が前年度の2位から5位に順位を下げているのは意外なことだ。
結果から、アジアの都市の中で東京は2番目に物価が高い都市であることがわかった。そのほか、上海(全体で8位)、広州(9位)、ソウル(10位)がトップ10にランクインするなど、アジアの都市がランキングの上位を占めているのも興味深い。
ECAインターナショナルは「日本のそのほかの都市もランキングで順位を下げている」とレポート。円安という状況が、外国通貨で賃金を支払われる駐在員の生活に大きく影響しているようだ。
ランキングの詳細については、ECAインターナショナルの公式ウェブサイトをチェックしてほしい。
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