「世界のベスト空港」が発表、日本からはトップ10に2つの空港がランク入り

イギリスのスカイトラックス（Skytrax）社が、このほど国際空港評価「World Airport Awards 2023」を発表。同調査で、羽田空港と成田国際空港が「World’s Best Airports（世界のベスト空港）」部門でトップ10入りを果たした。

同アワードは、世界にある500以上の空港を対象にした国際空港評価。今回は2022年8月から2023年2月までの6カ月にわたり、100カ国以上の顧客調査を実施。空港のチェックインや出発到着、乗り継ぎ、ショッピング、出入国管理などにおけるサービスを評価指標によりランク付けをしている。

羽田空港は空港の総合評価である「World’s Best Airports」で、シンガポールのチャンギ空港（1位）、ドーハのハマド国際空港（2位）に続く3位に、成田国際空港は、2022年の5位から今年は9位とランクを落とした。

羽田空港はさらに、清潔さなどを評価する部門では8年連続世界1位。国内線空港総合評価部門でも、国内線エリアの使いやすさや快適性などが総合的に評価され、11年続けて世界1位をキープした。

また、移動時のサポートを必要とする客への対応を評価する「World's Best PRM / Accessible Facilities」部門で、5年連続1位に選ばれた。

加えて羽田には、高級ホテルや、スパ、高速バスターミナルを備えた新しい複合施設「羽田エアポートガーデン」が2023年1月末にオープン。今回の調査では、同施設が評価の対象に入らなかっただろうが、来年はこの施設の充実に関しても評価されることを期待したい。