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ピナ・バウシュを教えた師の振り付け作「緑のテーブル」ほか上演

スターダンサーズ・バレエ団『DanceSpeaks2022』、日本初演作品も

テキスト:
Time Out Tokyo Editors
『緑のテーブル』(©Kiyonori Hasegawa)
『緑のテーブル』(©Kiyonori Hasegawa)
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1965年に東京で創立されたスターダンサーズ・バレエ団が、2022年春の公演内容を発表。『DanceSpeaks2022』と称して『緑のテーブル』『マラサングレ』『セレナーデ』の3作品を東京芸術劇場プレイハウスで上演する。

セレナーデ(©Takashi Hiyama/A.I Co.,Ltd.)
セレナーデ(©Takashi Hiyama/A.I Co.,Ltd.)

テーマは「反戦」、90周年を迎える『緑のテーブル』を上演

初演は1932年、1977年に日本で初めて上演された『緑のテーブル』は、ピナ・バウシュを教えた師として知られるクルト・ヨースが振り付け。平和会議をモチーフにしたテーブルで行われる国際会議のシーンから始まり、第一次世界大戦の後に戦争への抗議として作られたという作品だ。シンプルな舞台芸術の中で35分間、2台のピアノによる生演奏と繊細な構成が観客の感性を揺さぶる。

2020年、コロナ禍で公演中止となったダンサーたちによる『緑のテーブル/The Green Table at home』

そのほか、ジョージ・バランシン作品の『セレナーデ』や、貞松・浜田バレエ団と共演し、日本初演となる『マラサングレ』の発表など、見どころが盛りだくさん。

『Malasangre』(©Regina Brocke)
『Malasangre』(©Regina Brocke)

上演は2022年3月26日(土)、27日(日)の14時開演、チケットはS席8,000円、A席5,000円、学生券2,500円。両日とも公演前に、総監督である小山久美によるプレトークを予定している。

『DanceSpeaks2022』の詳細はこちら

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