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何百ものフライトのキャンセルに加えてセキュリティーやパスポートコントロール、手荷物受取所での何時間もの遅れのため、イギリスの空港は現在、ちょっとした修羅場となっている。そして、それがさらに悪化する可能性が出てきた。イギリスで最も忙しい空港で働く数百人の職員が、この夏ストライキに入るかもしれないのだ。
ロンドン・ヒースロー空港で勤務するブリティッシュ・エアウェイズ(BA)のチェックインや地上業務に関わる職員が、2022年6月7日、ストライキを行うかどうかの投票をスタートさせた。
全国都市一般労働組合(GMB)によると、BA職員はパンデミック時に10%の給与カットを余儀なくされた。その後、上司たちの給与は元に戻ったものの、チェックインおよび地上業務の職員たちの給与はカットされたままだという。
BAは最近、イギリスの航空業界の混乱の中心にいる。TUIエアウェイズやイージージェットと並んで、同社はここ数カ月間で多くのフライトをキャンセル。その前には、ITの不具合で多くの遅延を生み出していた。GMBによるとBAの労働者たちは、会社がこうした問題を起こした後、顧客からこれまでより多くの言語的、身体的な攻撃を受けているという。
この夏イギリスで飛行機を利用する人たちは、すでにかなり厳しい旅になることを予期していたと思うが、それがさらにひどくなるかもしれない。ストライキが実施されるかどうかの投票の結果は、6月23日(木)に発表される予定だ。
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