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入国時の水際対策は、新型コロナウイルス感染症対策が常に変わるために、時にとても分かりにくい。観光目的での入国は依然として認められていないが、在留資格のある外国人やビジネス関係者、留学生など多くの人が入国の対象になっている。もし該当するなら、本記事で紹介する『ファストトラック』を知っておいて損はしないはずだ。
『ファストトラック』とは?
『ファストトラック』は、日本政府が入国者に対して実施する新しいサービス。『入国者健康居所確認アプリ(MySOS)』を通じて入国に必要な書類をウェブ上で事前に提出すれば、空港検疫で実施している手続きの一部を日本入国前に済ませることができる。
必要なものは?
まずは、『MySOS』をダウンロードする必要がある。『MySOS』とは、入国者の健康状態と待機時の位置情報を把握するために、日本入国時にインストールするアプリケーション。このアプリケーションは、待機期間を免除されている場合でも、陰性証明や質問票などの必要な書類を実際に空港で見せる代わりに、到着前に提出するためにも使える。
『ファストトラック』は、MySOSによって必要書類を搭乗便到着予定日時の16時間前までに申請していれば、入国までに審査が完了する。書類はパスポート番号、検査証明書(出発前72時間以内に取得)、ワクチン接種証明書(任意)だ。
使い方は?
書類の登録は、『MySOS』を開き(出国する国から)、「検疫手続事前登録」ボタンをタップ。アプリの指示に従って、質問票、誓約書に記入し、検査証明書を登録、ワクチン接種証明書の有無を選択すればいい。
以上の手続き後、アプリ画面の色によって審査の結果が分かる。
・緑色:登録が完了
・黄色:検査証明書を事前に登録せず空港で提示する必要がある
・赤色:提出書類に不備があり、サイド手続きを行う必要がある。
空港到着後は、MySOSの画面に色によって以下の書類の確認が完了したことになる
・緑色:『MySOS』ダウンロード、質問票、誓約書の入力、ワクチン接種証明書の有無、出国前72時間以内の検査証明書
・黄色:『MySOS』ダウンロード、質問票、誓約書の入力、ワクチン接種証明書の有無
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