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高級日本酒の長谷川栄雅が和装ブランド「ソワハ」を展示販売

六本木で開催中、コンセプトは「新時代の和装」

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Runa Akahoshi
ソワハ
Photo: ©︎ sowaha tokyo Inc.
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ヤヱガキ酒造が販売する高級日本酒ブランド「長谷川栄雅」が、デザイナーの廣川玉枝が手がける和装ブランド「ソワハ(sowaha)」の展示販売を2023年7月31日から「長谷川栄雅 六本木」で開催している。「新時代の和装」をコンセプトとするソワハとの取り組みを通じ、日本人に限らず日本文化に関心を持つ訪日外国人への「日本の美」の提案と、さらなる体験価値の向上を目指す。

ソワハ
Photo: ©︎ sowaha tokyo Inc.「長谷川栄雅 六本木」展示販売の様子

長谷川栄雅 六本木では、2018年のオープン以降、時間と空間、五感を使った「日本酒体験」を通じて、国内外の多くの人に「日本の美」を提供してきた。また、華道相阿彌流師範の中村俊月による和のフラワーボックスを販売するなど、日本酒にとらわれず活動の幅を広げている。

ソワハは、「新時代の和装」から日本文化の発信を行う文化的デザインプロジェクトでもある。ブランド名であるソワハは「装」「和」「羽」を意味し、日本の伝統を受け継ぎ人へとつなぎ、常に時代に合わせ進化し続けることを表現している。

ソワハ
Photo: ©︎ sowaha tokyo Inc.

ソワハの魅力である目を引く絵羽模様の印刷は、京都友禅染めの老舗「千總」と「岡重」によるもの。高詳細のプリント技術によって、複雑な色彩や描写が映し出されている。自然が生み出す風景や色彩を身にまとうと、日本の美意識や四季の移ろいを感じることができるだろう。

ソワハ
Photo: ©︎ sowaha tokyo Inc.

「霞山桜花図」は、かすみのかかる春の山あいに咲き誇った桜と陽が沈む夕暮れが描かれており、「青岩清流図」は、岩間から滝つぼに流れ落ちる清流が木漏れ日に照らされ、神秘的に光り輝く様を描いている。多様な色彩と細かなニュアンスは息をのむほど美しい。

ソワハ
Photo: ©︎ sowaha tokyo Inc.「霞山桜花図」
ソワハ
Photo: ©︎ sowaha tokyo Inc.「青岩清流図」

今の時代、和装との出合いがなかなかない人が多いだろう。廣川が作り出す日本の魅力を再発見でき、現代のライフスタイルにフィットする「新時代の和装」を、一度体験してみてほしい。

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