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開眼法要から始まるクラブイベントsorameccerが渋谷WOMBで開催

DJ KENSEIによる初開催、フード出店や密林東京のパフォーマンスも

テキスト:
Nozomi Takagi
Sorameccer sound gathering
Photo:Sorameccer sound gathering
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DJとして35周年を迎えるDJ KENSEIがクリエーティブディレクターを務める新プロジェクト、『sorameccer』。2022年6月17日(金)、プロジェクトの集大成とも言えるイベントが渋谷WOMBで開催される。

既存の価値観にとらわれないプロジェクトとアートフォーム

『sorameccer』とは、2021年にDJ KENSEIが始動した新プロジェクトおよびアートフォーム。現在に至るまでに、ミックステープシリーズ『sorameccer sound design』をリリースし、DJ KENSEI自身をはじめ、KEN5、Sante Visioni、SUNGA、TAIHEIが参加した。

sorameccer
Photo: sorameccer

プレスリリースによると、当プロジェクトを次のように定義する。 

「『sorameccer』とは既存の価値観に捉われず、自由であり、体験であり、感性であり、そしてそれ(いま)をフィールするために生まれた新しい言語。次元を超えた波動」(原文ママ)

人々と共有したエネルギーを解放するためのイベント

今回の渋谷WOMBでは、『sorameccer』の活動を通じ、DJ KENSEIが出会ってきた人々とのコラボレーションによって行われる。「始動以降の旅路の中で、出会い、感じ、共有してきたエネルギーと魂を解放し昇華するために」と、練られた企画の中には、DJから装飾、空間演出、ショップ、フードまで、実にさまざまなクリエーティブが集約されている。

1階では『sorameccer sound design』に参加したメンバーに加え、CMTやSUNGAといった、国内ハウスミュージックシーンを語る上で欠かせない人々が一堂に会する。また4階では名古屋を拠点に活動するTAIHEIをはじめ、横浜のKEN5&DIG-ITやKOARAでレギュラーパーティーの『探心音』を開催するDJ SHIBATAなど、幅広いラインアップだ。

Sorameccer sound gathering
(Photo:Sorameccer sound gathering)MIRRORBOWLERによる作品

2階のメインフロアでは、ミラーボールを使って光と反射の空間を生み出すアート集団、MIRRORBOWLERによる『空中蓮池曼陀羅』の装飾と、VIDEOGRAMが手がける映像演出が楽しめる。その中でDJ KENSEIは、植物を用いたパフォーマンスを行う密林東京とのセッションを実施。

VIDEOGRAM
Photo:VIDEOGRAM

通常時はVIPフロアとなる3階では、『sorameccer』やDJ KENSEIとの縁が深いショップやフードが出店。ナチュールワインのショップ、human natureやスパイスカレーのFORRESTERをはじめ、渋谷のミュージックバー、THE HAPPYmAN CHEAKSが参加する。

開眼法要から垣間見るクラブの「非日常」的要素

今回のイベントで注目すべきは、2階メインフロアで行われる長野県須坂市にある護法山 満龍寺の開眼法要による浄化作業だ。通常、クラブカルチャーと法要儀式は結びつかない。しかし、クラブイベントを「非日常体験」ができる場所、「ハレとケ」でいうところの「ハレ」と捉えると、盆をはじめとした儀礼や祭とも通じる部分が見えてくる。

クラブが本来持っていた圧倒的な非日常を体験できる絶好の機会として、伝説的な一夜になることは間違いない。ぜひとも足を運び、力強いエネルギーを直接体感してほしい。

『sorameccer』の詳細はこちら

※本記事は2022年6月14日に公開

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