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シンガポール、5月からワクチンパスポートで入国を簡素化

「IATAトラベルパス」を本格導入

Dewi Nurjuwita
テキスト:
Dewi Nurjuwita
Contributor, Time Out Asia
Singapore travel pass
Photograph: Shutterstock
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シンガポールの民間航空庁広報担当者が4月上旬に発表した声明によると、同国は5月以降、「IATAトラベルパス」を利用する旅行者を受け入れることになった。IATAトラベルパスは、国際航空運送協会(IATA)が開発したワクチンパスポートの一つ。旅行者は出発前のチェックにおいて、新型コロナウイルス検査とワクチン接種のデジタル証明書が入ったスマートフォンアプリを提示することで、シンガポールへの渡航および入国許可を得ることができる。

IATAトラベルパスでは、これまでシンガポール航空のほか、エミレーツ航空、カタール航空、マレーシア航空など、20社以上の航空会社で実証実験を実施。いまだに多くの国で厳しい規制や隔離が行われているなか、同パスは空の旅を再開するために不可欠なものとして注目されている。アプリのダウンロードは4月後半に開始される予定だ。

現在シンガポールへ渡航する場合、出発前の72時間前にPCR検査を受ける必要があり、その結果をチェックイン時と到着時に提示する必要がある。

2020年に国境を閉鎖して以来、シンガポールの観光産業は大きく落ち込んでいた。香港やオーストラリアとの間では、検査と隔離の代わりにトラベルバブルを設定する協議は引き続き行われているが、これは誰にとっても大きく、そして素晴らしいニュースといえるだろう。

原文はこちら

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