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2021年12月4日、感度の高い飲食店が軒を連ねる奥渋谷エリアに、話題の「ラクサ」専門店であるシンガポール ホリック ラクサがリニューアルオープンした。ラクサとは、香辛料と濃厚なエビのだしがベースになったペーストにココナツミルクを加えたスパイシーなスープの麺料理だ。ワーキングホリデー中にラクサのとりこになった店主が、シンガポールで修行を重ねた後、本場の味を再現すべく開店。専門店として人気を集めている。
奥渋谷へ移転するに当たり、店内は大理石やモルタル風の素材を使った落ち着いた内装にシフトチェンジ。土地の雰囲気に合わせ、ポップな印象だった原宿店とはひと味違う空間に仕上げた。
同店に足を運んだら必ず食べておきたいのがランチ限定の『ラクサ&チキンライスセット』だ。メインのラクサは、辛さが後を引く濃厚なスープともちっとした麺がやみつきになる逸品。辛さはマイルド、ノーマル、ホット、ベリーホット、スーパーホットの5段階に調整できる。
生ラクサリーフにチリやコリアンダーなどを組み合わせた自家製ペーストとココナツミルク、エビのだしを合わせて作ったスープは、魚介のうまみが染み出し、滋味深い味わいに仕上がっている。
よりラクサを楽しみたいならレモンの汁を絞ったり、パクチーのトッピングをプラスしたりして途中から「味変」してみるのもおすすめ。セットの『チキンライス』は、ジャスミンライスに鶏ムネ肉とジンジャーソースをかけたさっぱりとした味わいのメニューなので、麺の辛さを程よく中和してくれる。
リニューアルに際して方向転換を図ったのが、ディナーメニューだ。昼は今まで通りランチセットがメインとなるが、17時からはラクサを締めとしても楽しめるよう、居酒屋風のつまみメニューやアルコールドリンクを新たに用意した。
また、ディナータイムは単品でラクサが注文できる。メインを食べる前に軽く1杯飲むなら、シンガポール発祥の『タイガービール』に『ドライフルーツのクリームチーズ和え』を合わせよう。濃厚なクリームチーズにすっきりとした飲み口のビールがしっくりくること間違いなしだ。
『パクチーレモンサラダ』もいちおしのメニュー。蒸し鶏の皮、モヤシ、レモンを山盛りのパクチーに合わせたもので、自家製のドレッシングが決め手。ナンプラーやジンジャーソース、鶏のだしなどがうまく調和し、癖になるおいしさなので、ぜひ一度は試してみてほしい。
つまみメニューを堪能した後は、締めにゆっくりとラクサを味わおう。シックな雰囲気に生まれ変わった店内で、昼とはまた違った充実したひとときが体感できる。店内には気さくなスタッフも多いので、肩肘張らずに会話を楽しみつつ、夜飲みを満喫してみては。
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