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2023年5月5日、東京都新宿区山吹町のシェアハウス「シェア山吹町(SHAREyamabukicho)」の1階に、建築家・クマタイチによる「シェア バイ タイランド(SHARE by TAILAND)」の新プロジェクトとなる「ショップ(SHOPPE)」がオープンした。
シェア バイ タイランドとは、タイランド(TAILAND)を主宰する建築家クマタイチが新宿区神楽坂エリアで展開するプロジェクト。これまで、2022年グッドデザイン賞を受賞した「シェア天神町(SHAREtenjincho)」「クレイジーピザ アット スクエア(CRAZY PIZZA at SQUARE)」をはじめとする建築、シェアハウス、シェアキッチン、シェアオフィスのプロジェクトなどを手がけてきた。
なぜこのエリアに注力しているかを尋ねると、「この辺りで生まれ育ってますからね。都会と下町の絶妙な混ざり具合も気に入っています」とクマ。今回、コンビニエンスストアという形態を選んだ理由については、近所の人が気軽に集える場所にしたいという思いがあったという。
「人の集いを作り出し、地域コミュニティーのハブとなることを目指しています」(クマ)。
建築デザイン、ロゴなどは、全てのクリエーティブはクマが務めた。築62年の木造住宅をリノベーションしたという店内は、天井のはりやガラス戸などは極力そのままにデザインしているそう。パッと見、何の店だか分からない外観が気になり「何を売っているの?」と扉を開く近隣の人も多いそうだ。
ワイングラスもクマが手がけたオリジナルで、店名の「SHOPPE」の「PPE」をデザインした。そんな「ショップ」には、国内外から集めた、その土地を感じることのできる日用品や食品などのアイテムが並ぶ。
「僕は銭湯が大好きなんですよ。銭湯に持っていきたいようなアイテムも揃えています」(クマ)。
ワインとビールの品揃えも豊富で、角打ちのように気軽に一息つけるスペースも設けた。ともに800円から(以下全て税込み)味わえる。ワインは主にクマがセレクトしている。近所のインポーター「ラヴニール」のワインもラインアップ。ビールは「ジャケ買いしたくなるようなデザインのもの」を集めた。
これからの季節は、広々としたテラス席で一献傾けるのも楽しそうだ。現在、アルコールはイートインのみの提供だが、酒販免許取得後は販売も開始する。 店内では、原宿で毎週水曜日だけオープンするカレー屋「水曜カレー」のレシピによるカレーの2種盛り(1,300円)、沖縄の自家製ハム・ソーセージ専門店「テシオ(TESIO)」のソーセージの盛り合わせ(1,500円)を用意している。
なお、シェア バイ タイランドは今後、文京区水道エリアに新たなシェアハウスを開業予定。今回のショップ、シェア天神町のクレイジーピザ アット スクエアに続き、水道エリアの物件でも1階に店舗を構える構想があるという。
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