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「愛」の邦画3本立て、新宿中央公園で野外シネマフェスティバルが開催

高層ビル群の夜景をバックに「花束みたいな恋をした」「愛がなんだ」など上映

編集:
Genya Aoki
テキスト::
Runa Akahoshi
一般社団法人新宿観光振興協会
画像提供:一般社団法人新宿観光振興協会
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新宿中央公園で「新宿パークシネマフェスティバル2022」が2022年10月19日(水)~21日(金)の3日間行われる。同フェスティバルは2017年から続く、誰もが気軽に参加できる無料の野外上映イベントだ。コロナ禍の休止を経て、今は3年ぶり4回目の開催となる。緑に囲まれながら、西新宿の超高層ビル群の夜景を背景に観賞する非日常体験は「新宿ならではのエンターテインメント」といえるだろう。会場ではキッチンカーが登場し、クラフトビールや食事も楽しめる。

一般社団法人新宿観光振興協会
画像提供:一般社団法人新宿観光振興協会

これまでは外国人観光客の来場を視野に入れ、ミニシアター系の傑作ワールドシネマを中心にキュレーションしていた。今回は映画通だけでなく、より広い層が気軽に参加できるよう、「愛」をテーマとした邦画3作品をラインアップ。3日間の上映スケジュールを以下で紹介しよう。

©2021「花束みたいな恋をした」製作委員会
©2021「花束みたいな恋をした」製作委員会

・19日

2021年公開「花束みたいな恋をした」を上映。ドラマ「カルテット」などを手がけた坂元裕二による初の映画オリジナル脚本作品で、主演は菅田将暉と有村架純が務めた。終電後に恋に落ちた2人の忘れられない5年間の物語は、共感度100パーセントのラブストーリーである。

©2019 映画「愛がなんだ」製作委員会
©2019 映画「愛がなんだ」製作委員会

・20日

2019年公開「愛がなんだ」。角田光代の同名恋愛小説を、恋愛映画に定評がある監督の今泉力哉が実写化。主演は岸井ゆきのと成田凌で、好きになった相手に「都合のいい女」として扱われながらも、一途(いちず)に彼を思う女性の恋模様を描いた、悲しくも愛おしい作品だ。

©2017「映画 夜空はいつでも最高密度の青色だ」製作委員会
©2017「映画 夜空はいつでも最高密度の青色だ」製作委員会

・21日

2017年公開「映画 夜空はいつでも最高密度の青色だ」。「舟を編む」の監督である石井裕也が、最果タヒのベストセラー詩集をもとに、東京で孤独を抱えて生きる男女が偶然出会い心通わせていく様を描く。主演の石橋静河と池松壮亮の繊細な演技にも注目してほしい。

一般社団法人新宿観光振興協会
画像提供:一般社団法人新宿観光振興協会

映画をじっくり観たい人用の「鑑賞用席」とビールや食事を楽しみながら鑑賞できる「テーブル席」という2種類の席が用意されており、自由なスタイルで映画を楽しめる。上映は「水の広場」で18時から開始予定。17時からはキッチンカーの販売も行う。小雨決行だが、悪天候で中止になった際は、予備日の10月22日(土)、23日(日)に開催される。詳細は公式ウェブサイトを確認してほしい。

秋空の下で映画鑑賞を楽しんでみては。

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