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新宿区のワクチン集団接種、7月以降は20〜30代を優先する方針

接種券は7月17日から配布、高齢者への感染を防ぐ狙い

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Time Out editors
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2021年6月2日、東京都新宿区は、新型コロナウイルス感染症のワクチン集団接種に関して59歳以下を対象にした接種で20~30代を優先させる方針を公表した。産経新聞によれば、行動範囲の広い若年層への重点的な接種によって、重症化リスクの高い高齢者の感染を防止、さらに医療機関の負担軽減を目指す狙いだという。

新宿区長の吉住健一は2日の記者会見で、感染者数を減らすには若年者のワクチン接種を進める必要がある旨の助言を病院関係者から受けたと明らかにした。その上で20~30代は窓口業務など不特定多数の人と接する機会のある仕事に携わっている場合も多いとして、20〜30代を優先させる理由を明らかにした。また、朝日新聞の報道では、個別接種がじまっても、かかりつけ医がないなどの理由から若者の利用が少ないと考え、40代以上とで接種方法の分散を意図したという。

新宿区では現在75歳以上への集団接種を実施しており、6月3日からは65~74歳、15日(火)からは60~64歳の予約受付を始める。16〜59歳には17日(木)から接種券を配布し、接種は7月以降の見通しだが、このうちまず20〜30代のおよそ11万人から予約を受け付ける。その後、ワクチンの供給状況に応じて40~50代、19歳以下へと対象を拡大する方針だ。なお、早期接種の希望者に対応するため、地域の診療所などの個別接種では接種に優先順位は設けない方針という。

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