[title]
2024年2月14日に、恵比寿駅から徒歩3分にオープンした、ベーカリーカフェ&レストランの「繁邦」。オーナーの青木虎太郎は、「シオ(sio)」で3年間の修行を積んだ後、25歳までに店を構えるという夢を1年早くかなえた注目の若手シェフだ。

夜はフレンチレストラン、昼間は青木の両親が経営する人気ベーカリー「しげくに屋55ベーカリー」のパンを20種類ほど店頭で展開。店内ではカフェとして営業しているが、中でもクレープが絶品とオープン早々から話題を呼んでいる。

「クレープ」(1,100円、以下、全て税込み)は、そのシンプルなメニュー名の通り、シュガークレープに発酵バターと塩のみという素朴な一皿だが、これがとにかくおいしい。生地の配合と分厚さにこだわったというクレープは、軽やかな食感でほのかに甘く、朝食にもうってつけだ。トッピングのバターや塩をつけるとさらにコクが深まり、レモンを振りかければ雰囲気も変わってキュッとした爽やかさが楽しめる。

また、「季節のオープンサンド」(1,600円)も味わってみてほしい。ベーカリーで販売するバゲットと同じ生地の自家製のフォカッチャを使用しており、もっちりとした食感と香ばしさが特徴的。生ハムと一緒に煮詰めて香りを移したという白インゲン豆はほくほくと柔らかで、焦げ目のついたカブやナノハナの苦みと香りが味わいを引き締める。素材の味を十二分に生かした、春を詰め合わせたような一皿である。

メニューは、コーヒーと一緒に味わうのはもちろん、昼間からワインで贅沢な時間を過ごすのも良案だ。「いい朝を送りたいと思ったらぜひ!」と青木は笑顔で語る。

夜のレストランではアラカルトメニューから、おまかせコース(8,000円)も用意している。常駐するソムリエからメニューや好みに合わせた提案を受けながら、至福のひとときを過ごしてみては。
関連記事
『繁邦』
『浅草に「VERTはなれ」が誕生、予約が取れないカウンターデザート専門店の姉妹店』
『麻布台ヒルズ マーケット、和食文化の真髄を堪能できるショップ5選』
『羽田空港に「PRIME SAKE」が手がけるモダンな日本酒角打ち店がオープン』
『麻布台ヒルズに世界初のアマン姉妹ブランドホテル「ジャヌ東京」がオープン』
東京の最新情報をタイムアウト東京のメールマガジンでチェックしよう。登録はこちら