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日本初の大型文化複合施設として誕生以来、36年にわたり文化の発信・創造・交流・育成を担ってきた「Bunkamura」。今回、現在休館中の「Bunkamura ザ ミュージアム」が、渋谷の新施設「渋谷アッパー ウエスト プロジェクト(Shibuya Upper West Project)」の7階へ拡大移転することが決定した。2025年3月に着工し、2029年度に完成する。
新施設「渋谷アッパー ウエスト プロジェクト」とは?
東急株式会社、L Catterton Real Estate、株式会社東急百貨店の3社が出資し、渋谷西開発特定目的会社を通じて、東急百貨店跡地で推進する 「渋谷アッパー ウエスト プロジェクト」。同施設には、洗練されたライフスタイルを提案する店舗、スモールラグジュアリーホテルとして日本初進出となるホテルブランド「ザ ハウス コレクティブ(The House Collective)」、都市型居住を実現する賃貸レジデンスを有する。

今回の移転をきっかけとし、新施設はBunkamuraとのさらなる融合を促進し、新たな大型文化複合拠点として誕生する。
移転後のBunkamura ザ ミュージアムは、これまで開催してきた西洋近代美術、日本美術、写真、デザイン、ファッションなどの展覧会テーマを継承しながら、現代アートなどを新しい切り口でキュレーションする。
「もう一つの渋谷」で文化を継承
プロジェクトの名称にもなっている「Shibuya Upper Westエリア」とは、渋谷スクランブル交差点を中心とした渋谷駅周辺と、高級住宅地・松濤の結節点である東急百貨店本店跡地から、富ヶ谷、上原、駒場などの洗練された街に向かって西側へと広がるエリアのこと。エリア周辺には、Bunkamura以外にも「渋谷区立松濤美術館」「戸栗美術館」などが集まり、文化的な暮らしの歴史が受け継がれてきた、渋谷駅周辺とは一線を画す「もう一つの渋谷」といえる。
新施設は、本格的な文化・芸術、本質的な豊かさを志向するこの土地に根付いたDNAを継承し、次の時代へと引き継ぐ、新たなランドマークとなるだろう。
建築デザインは国際的なノルウェーの事務所「Snøhetta」
デザインアーキテクトを手がけるのは、世界の9つの都市にスタジオを持つ国際的なノルウェーの建築・デザイン事務所「スノヘッタ(Snøhetta)」。Bunkamura ザ ミュージアムは、新施設とシームレスにつながる開かれた空間を特徴とし、複数の展示室から構成される1000平方メートルの展示スペースと、最大約6メートルの天井高で計画。展示面積の拡大と最新設備の導入によって、幅広いジャンルの大型展覧会の開催が可能となる。
拡大移転により、渋谷全体の文化的環境を高め、
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